空飛ぶ広報室

"なりたいもの" になれないとどうなるか?① 〜大切なことはいつもドラマが教えてくれる〜

大切なことはだいたいドラマが教えてくれると思う。

10月クールで石原さとみ氏の日テレ水10ドラマが発表になってた~

出版系のお仕事ドラマだって楽しみだな~と思って記事を読んでいた。

ファッション雑誌の編集者を目指し出版社に入社するも、予想外の校閲(こうえつ)部に配属された主人公が、地味と思われていた校閲の仕事に新しい風を巻き起こす。

去年の月9ぶりのドラマ。前回も「海外でバリバリ働くのを目指すも現実は国内の英会話スクールの教師」っていう設定で、なかなかなりたい自分になれないでもがく適齢期女子だったよね。

それでずっと考えてたことを思い出したんだけど、そもそも「なりたいものになれること=ベストな選択なのか?」

ついこの間まで就活してた。それなりにやりたいこととかがあると「やりたいことと全然関係ない仕事にしか就けなかったらどうしよう」っていう不安がずっとつきまとってくるんだよね。
仕事したこともない大学生が生意気なんだけど、社会人として働いたことない身としては不安で仕方ないわけですよ。

でもねー、そもそも大学生の自分から見える「やりたいこと」とか「なりたいもの」とかの見えてる視野ってめちゃめちゃ狭いんだと思う。
仕事し始めてから「こんな仕事もあるんだ」って気づくこともザラにあるっていうし(先輩談)

でね、そういうリアルを描いてるな〜って思うドラマが幾つかあるからぜひ自分も含めた4月から新社会人になる大学生にオススメしたいドラマ3選について書きます。(やっと本題)

・『空飛ぶ広報室』TBS 2013年4月クール
映画化された『図書館戦争』や『植物図鑑』などなど、最近実写化が多い有川浩先生原作の作品。
ガッキーと綾野剛くんがメインで空自の広報室を舞台にしたお話。

空井(綾野剛くん)は元々空自のパイロットだったんだけど交通事故で怪我して免許を失ってから、新しく広報室の一員として働き出す。

一方稲葉(ガッキー)は夢をかなえてバリバリの報道記者としてがむしゃらに働くも、ある事件でワイドショーの担当になってしまう。とにかくプライドの高い女の子なんだな……。

二人ともずーっと抱いてきた夢を一度は叶えたのち、全く興味のない分野の仕事をすることになるんだよね。稲葉は最初は周りにあたってしまったり空回りばかりしながらも徐々に性格も丸くなっていく、わかりやすいキャラクターとして描かれてる。それに対して空井はパイロットにはもう二度と戻れないというのに一見、すごく明るいし真面目。だけど、事故以来泣いてないっていう所からスタートする。あまりにショックが大きすぎて感情をうまく外に出せない様子がなんとも辛くてだな……。

何が好きってこのドラマのキャッチコピーがすごく好き。

‟なりたいものになれなくても、別の何かになれる”

このコピーたしかDVD化が決まってから電車の中吊り広告で見たんだけど、「ああ、こういうテーマが中心に据えられてたんだ」って思ってからドラマ見直した(笑)

空井も稲葉も最後には「別の何か」にちゃんとなれてる。自分がなりたいと思っていたものと違っていても、逆に元々やりたかったことでは知りえなかったことを知ることで、自分の知ってる世界の狭さに気づいていく。

なりたいものになる方法っていっぱいあるけど、最短距離で行くことが重要なんじゃなくて、遠回りしてでもポケットに色んなもの詰め込んでいった方が楽しいし、むしろその道中こそ楽しまなくちゃもったいないんじゃないかな、とも思える。

色々書いてたら長くなった…2本に分けて書くことにします。。。


おまけ:

ドラマと並行して漫画家のこなみ詔子さんの描く絵がめちゃめちゃかわいくていつも見てた

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