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コロナ禍でもっとも聴かれているビートルズの曲は?

 最近(2021年7月)、ジョージ・ハリスンの曲ばかりを聴いている。とくに2002年にリリースされたアルバム『Brainwashed』(彼はこの作品の制作中の2001年11月29日に病気で亡くなった。享年58歳。プロデューサーのジェフ・リンとジョージの息子、ダーニ・ハリスンが編集してアルバムを完成させた)内の曲、「Rising Sun」をよく聴く。

 ビートルズは好きだが、以前はとくにジョージ・ハリスンのソロを聴いたりするわけではなかった。しかし、2001年にジョージ・ハリスンが亡くなり、好きなアーティストのエリオット・スミス(2003​年没)がジョージ・ハリスンの曲を意識したりカバーしたりしていたことから何となく興味を持って聴き始めたところ、ビートルズよりも、ほかのメンバーの活動よりも、今、一番聴いている状況となった。カントリーとフォークやインドの音楽を織り交ぜた、静かで耳障りのいい曲が多いので、飽きがこないのかもしれない。

 ふと、Spotifyではビートルズのどの曲がもっとも聴かれているのだろうと思って再生回数(30秒以上再生された回数)のチャートをみてみると、アルバム『アビー・ロード』収録の「Here Comes The Sun」が1位であった。この曲の作詞・作曲はジョージ・ハリスンが手がけている。

 いつもはたいてい、「Come Together」「Hey Jude」「Yesterday」「Let It Be」の4曲がトップなのだが、「長く冷たい冬だった」「大丈夫、太陽はやって来る」と、春の到来による安堵を伝える歌詞が、今のコロナ禍、多くの人の気持ちを救っているのだろう。

■Paul Simon & Goerge Harrison「Here Comes The Sun」


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