見出し画像

十牛図 入鄽垂手(にってんすいしゅ)を手放す

十牛図(じゅうぎゅうず)とは、悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの。
「真の自己」が牛の姿で表されているため十牛図といい、真の自己を求める自己は牧人の姿で表されている。
入鄽垂手 - 悟りを開いたとしても、そこに止まっていては無益。再び世俗の世界に入り、人々に安らぎを与え、悟りへ導く必要がある。

今感じたこの感覚を書き残しておこうと思った。

2019年後半からずっと続いていたことがある。
それは、特定の人たち以外とは会わなくなったこと。自分からは連絡も取らなくなった。
それが、最近になって変化してきた。
動き出した感覚がある。
以前の同僚と数年ぶりに会った。
近況報告としてここまで辿った苦労話をしたら、全てがネタになっていた。
終始大爆笑だった。
私に起こった出来事のほんの一部を話しただけでも彼は驚いていた。
そして彼の今いる世界の何かに触れたようで色々と質問されて私も振り返りになった。

また、先日顧問としてジョインさせてもらっている会社の納会に参加した。
入鄽垂手を試してみたくなった。 
ただ食事をして話して笑って。
それでも何らかの影響を及ぼせるのだろうかと。
楽しい会だった。

そして気づいたこと。
入鄽垂手は、どうでも、どっちでも、なんでもいいって思った。
入鄽垂手を目指すとか、試すとか、そうなれるのか?
と思っているうちは、牛を追いかけている自分と同じこと。これも執着だ。

存在で人に影響を及ぼしているかどうかはわからない。
一年前も同じこと言っていた。
ただ、一年前とは見える景色が全く違う。
しかも人事時代のほうが何十倍もがんばっていたけど、全くがんばっていない今のほうがとても感謝される。

何か一つまたゆるんだ感じがした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?