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最近”喰らった”あれこれ

色々なものに触れた感想を文章として残しておきたいなと思ったので雑文にして書いてみます。作品の発表時期はバラバラです。衝動的な文章なので今後継続するかもわかりません。

1. KID FRESINO - Cats & Dogs feat. カネコアヤノ [音楽]

オルタナとHIP HOPってこんなに合うんですか!感動!等身大でつかみ取る情緒とはこのことか!情けなさや弱さを隠さず、ただ人の湿っぽい側面と並走する価値観、尊い。パジャマのままでいさせてほしい。

人のことを外見であれこれ言うのはあまり好きではないんですが、この曲で知ったKID FRESINOに関しては本当にかっこいいと思います。スキンヘッドが似合うイケメン、強すぎる。

2. RADWIMPS - 螢 [音楽]

サビで三拍子に化ける上に、「光って/消える/ただ/それ/だけと/知り/ながら」っていう文節が強調される歌詞の区切り方のおかげでメッセージの重みが増している。普遍的なのにありがちではない、天才だ!

どうでもいいんですが、これは妹がリビングで流してて知った曲。自分とは違うセンスを持つ人が家族にいてよかったと思います。

3. sam gellaitry - duo [音楽・映像]

アナログシンセやワウのかかったギターから80sっぽいテイストももちろん感じるんだけど、クリアな音のプロダクションは間違いなくモダンのそれ!アナログの美学と、デジタルなジャギーさや人工知能技術の応用等の現代的なセンスが混然一体となった映像もマジでかっこいい!

4. 懐中道標 ver.EMA [音楽・映像]

2019年頃にちょっと流行ってた「The Backrooms」というcreepypasta(4chan発祥のホラー系meme、スレンダーマンとか最初のSCPとかもこれに分類される)があって、その根源的な恐怖を説明する道具として「Liminal Space」という概念がしきりにもてはやされてた。直訳で「閾値以下の空間」、柔らかく言えば「どっちつかずの場所」という意味がある言葉で、見る人に虚構と現実のはざまのような印象を人に与える空間という意味らしい。夢で見た景色とか、ファンタジックな光景、とか類する言葉はたくさんあるけど、Liminal Spaceっていう横文字がかっこいいし、しっくりくるので紹介しています。

小難しいこと言ってますが、僕はこの映像からLiminal Spaceらしさみたいなものを強く感じたということです。歌詞にも現実/虚構の二面性がちりばめられている上に、全人格ではない仮想的なペルソナがこの歌を歌っているということに強い必然性を感じていいなと思いました。

5. amane uyama - いられないこのままじゃ [音楽]

彼が去年の暮れに出したHyper Pop的なセンスをJ-POPと融合させたEPがすごいよかったんですが、そのEPの中で音が優しめのこの曲を最近よく聞いています。泥酔したような生音のグルーヴに突き抜けるクリアなファルセットがマジでよいです。ちょっと恋愛してみたくなったかも。

6. Porter Robinson - Look at the Sky [音楽・映像]

これはこの曲が収録されたNurtureというアルバム全体に言えることなんですが、自然美と人工美を礼賛する精神が程よくブレンドされていていいなと思いました。音楽って作り手に備わった人間的な自然性と作為性のバランスが大事な芸術だと僕は思っているので。

彼の生の声/ボイスチェンジャーによってフェミニンに加工された声、ギターやピアノの生音/デジタルなシンセサイザー、芝生/白い壁、等々この二項対立は楽曲や映像の中でたくさん出てきます。

あとYouTubeの自動翻訳になんか味があっていい。

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