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筋肉は「鍛える」ではなく「育てる」

「動くと痛い!だから動かない」はある意味正解で、ある意味では間違いです。

基本的に体は、痛みを出すことでその動きをしないようにさせます。
腰を反らせると痛むとしたら、反らせる動きを避けさせるように痛みで動きの制限をさせているのです。

「痛いから動かない」はそういう意味では正解です。

ただ、動かないと筋力や柔軟性など、動くことで維持していた機能も落ちてしまうということも理解しておく必要があります。

人は筋肉を使っていないようで、以外と使っているものです。そのため骨折して1ヶ月ほどギブスで固めて腕を使わないでいると、筋肉が落ちて一回り腕が細くなってしまったりします。

腰への負担を避けようと、腰をかばうことが習慣化し腰痛が悪化するケースというのは、腰を必要以上に安静にしてしまって腰回りを支えるための筋肉が落ちてしまうことで起こります。

コルセットの使いすぎで腰痛が悪化することもある

腰に負担をかけないという意味では、腰痛コルセットなどを日常的につけている人もいます。

コルセットをしていると、自分の筋肉で腰を支えなくても腰が安定するので楽です。楽だということは、腰をかばっていることと同じです。
自分の筋肉で腰を支えることをしていないので筋肉は衰えていきます。

腰を支える筋肉を育てる

腰痛がある人は、腰を支える筋肉がうまく働いていいません。
その場合、筋肉はあってもうまく使えていない場合と、筋肉自体の量が少ない場合があります。

どちらの場合であっても、腰を支えられるように筋肉を育てる必要があります。そのときに気をつけるのは、痛みを起こさないように育てるということです。

*筋肉が凝り固まりすぎて支えられないのであれば、マッサージやストレッチなどでコリを取ってあげる。
*筋肉が少なければ、腰を動かさない(痛みを出さない)方法で、筋トレをしてあげる。

意識としては、鍛えるのでは無く「育てる」ことです。
植物も水をあげて、肥料をあげて、日光を当てるなど手間をかけて育てます。
子育ても、食べさせて、寝かして、遊ばせて、教えて育てます。

腰を守る筋肉も急には強くはなりません。数週間かけるつもりで体を変えていけるよう「育てる」という意識が大事です。

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