歩き方の観察
人間ウォッチング
久しぶりにショッピングモールで人間ウォッチングしました。
椅子に腰掛けて、行き交う人たちの姿勢や歩き方を観察をしました。
45分間ほどじっくり、あまりジロジロ見てる風にならないように。
無意識の歩き方を見るのはおもしろい。
「ウォーキング」をしているときは、姿勢を正して歩幅を広くして、腕振りを大きくと、それぞれにウォーキングの効果を狙った歩き方をしています。しかし、ショッピングセンターだと、みんな無意識に歩いているから、それぞれの人の特徴がよく出ます。
まずこちらに向かってくる人を、正面からの全体の雰囲気を見る。
多くの人はセカセカ歩いている訳では無いから、腕振りはほとんどない。
荷物を持っていると、それを支えるために姿勢が反対側に崩れている。
ベビーカーを押しているママは前かがみになっている。
足首の不安定さは靴の影響も大きい。
厚底の靴を佩いている人は地面を蹴ることができないので、足首が動いていない。
スポーティーな高機能スニーカーは、かかとのソールが厚く、つま先がせり上がっていて、かかともしっかりホールドしている。足の機能を靴が補っていすぎた過保護な靴のように思う。
真横からみると、背骨のS字カーブの崩れがよくわかる。
首が前に出ている人は、骨盤が後ろに傾いているので地面を蹴って歩けていない。
妊婦は、お腹を突き出しながら骨盤が前傾してつま先は外を向いている。相撲取りやビール腹のおとっつぁんみたい。
逆に、若い女の子たちは骨盤は前に傾いて、腰の反り強いけれど、膝が内向きで、つま先が上がらない歩き方をしている。
後ろから見ると、片足立ちで安定して立てないからバランスをとるために、お尻をフリフリしたり、上半身を左右に揺らしながら歩く人も多い。
45分ほど人間ウォッチングしましたが、「この人キレイに歩いているなー」って思えた人は2名ほどしかいませんでした。
姿勢が良く、ゆったり歩いているんだけど、お尻とハムストリングスで地面をしっかり押していて左右にブレない。思わず二度見してしまいます。
その二人に共通しているのは、20代前半の男性で、バスケやサッカーなど、いかにもスポーツやってます。っていうように見える、ほっそりとしているけど、体幹はしっかり安定しているように見えました。