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努力の方向を間違えない

「腰痛の原因は腰にはない」
ドクター、理学療法士、接骨院の先生、整体師など腰痛を改善していく立場の人たちには当たり前のことであっても、多くの腰痛持ちの選手は、「腰がいたいんだから腰が悪い」と当たり前に思っているように感じています。

お腹が痛くなって下痢をしたとしたら、普通は腸が悪いから下痢をしたとは考えません。
昨晩の夕食に食べたものを思い出してみたり、夜にお腹出して寝冷えしなかったかと考えたり、風邪で腸に来たのかと疑ってみたりします。
それでも症状が消えなかった場合は、他の病気が隠れているかもしれないと考えて病院に行きます。

腰痛も結果的に出る症状であって原因ではありません。
腰に湿布を張って痛みを逃しても、また痛みは出てきます。
モグラたたきゲームのように、出てきた症状をハンマーで叩いてもゲームを終わらせない限りは、ずっとハンマーを振り下ろすために目を凝らしてモグラを監視する必要があります。モグラ地獄(腰痛地獄)です。

一旦治まったとしても、100円玉が投入される(重いものを持つなど)と、またゲームが始まります。
モグラたたきゲームを終わらせるにはコンセントを抜く努力をすることが必要です。

アクションとリアクション

腰痛に対しての行動を、リアクションからアクションに行動の方向性を変えていくと、腰痛で大変な思いをすることが少なくなります。

リアクションというのは、「反応すること」です。
腰が痛いから○○すると、痛みに対する受け身の動作です。

それに対し、アクションは、自発的に行う行動です。
痛みがあっても無くても関係なくおこなう能動的な動作です。
予防的な動作であるとも言えます。

リアクションは痛みが出てからの対応なので、待ったなしの緊急性が高くなります。そのため、ぎっくり腰で動けなくなったら申し訳ないと思いながらも仕事は休みます。仕事よりも腰の痛みのことのほうが重要度が高くなっているからです。

それでも腰痛になってしまったなら、リアクションではなくレスポンスするように考えます。その場しのぎの行動ではなく先々を考えた行動を取ることです。

リアクションは、考えずの対応なので「無意識に反応すること」です。
レスポンスは、意識的に考えての応答なので「意識的に対応すること」です。

実行するには知識が必要

アクション、リアクション、レスポンスと似たような言葉ではありますが、実行していくには腰痛に対しての知識が必要になります。
動画サイトやブログなど手軽に情報を得ることができます。
知識を得ることができれば、腰痛を改善するための努力の方向を間違えることが無くなります。
知識を得て腰痛にアクションしていくことは体幹の安定など、ボート競技をはじめスポーツのパフォーマンスアップにもつながります。




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