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腰に感謝してみよう!

人は当たり前のことに気づかない

いきなりですが、オススメのワークを一つ紹介します。
面倒くさいと思いますが、ぜひやっていただきいのです。

自分の長所と短所を各1分間で思いつくだけ書き出してみてください。

長所と短所、どちらがスラスラ出てきましたか?
多分、短所ではないでしょうか?

短所はスラスラ出てくるのに、長所は褒められたほころを思い出してみるなど、頭をひねらないと出てきません。

人は優れていることは、そうであることが当たり前すぎて気づかないものなのだそうです。
それは、恵まれていることについても同じです。
パラリンピックを見るなどのキッカケがないと、目が見えること、立って歩けること、両手が自由に使えることなど、今のままで恵まれていることに気が付きません。

眠れる家がある、食事を食べられた、友達がいる、など体の事以外でも恵まれていることに気づかないものがたくさんあります。

右手を怪我して気づくこと

私は箸を持つのも、字を書くのも、ボールを投げるのも、右でおこなう右利きです。世の中は右利きが圧倒的に多いのでほとんどのものは右利きように作られています。

*ネジは右利きが使いやすいように、右回しで締まるようにできています。
*日本料理の料理人は、包丁の刃が右利き用になっているため右手で包丁を扱うように矯正すると聞きました。
*はさみは左手で扱おうと、特殊な使い方をしないと切れません。
*お茶を入れる急須は、左手だと手首を返す向きが逆になってしまいます。

右利きの人は、左利きの不便さに気づきません。

ギックリ腰になって気づくこと

ギックリ腰になると、腰の痛みで思うように体を動かせなくなります。
普段意識したことが無いけれど、こんな場面でも腰を使っているんだということに気づきます。

*上を向いて寝られない
*寝返りが打てない
*布団から起き上がれない
*立ち上がれない
*車から降りられない
*歩けない
*後ろを振り向けない
*くしゃみで痛い

腰は上半身と下半身を結んでいます。そのため上半身の影響も下半身の影響も受けます。

人差し指を怪我したら、代わりに中指と親指でモノをつまみます。
足首を捻挫したら、痛みが少なくなるようにビッコを引いて歩きます

人は、どこかが動かない、使えないと他の部分を代わりに使って動作をするものです。しかし、腰は要というくらいに重要で他の部分で代用することができません。そのためさまざまな動作で痛みを感じてしまうのです。

動けて当たり前、痛みがなくて当たり前になっていると気づかない体の機能がたくさんあります。

腰痛で困っているとき、「何で腰が痛いんだ!」と腰のことを批判したくなります。でも、「痛みがありながらも腰は頑張ってくれている。だから出来ていることもたくさんある」なんて思うと、腰に感謝の気持ちが湧いてくるかもしれません。

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