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「ヘルニア」という言葉は重い

「椎間板ヘルニア」は、言葉だけは効いたことがあるメジャーな症状です。

どんな病気で、どんな症状が出るのかなど、詳しいことは知らなくても腰痛で椎間板ヘルニアだったら、「あなたはガンです」と宣告されたくらいに深刻に受け止めてしまう人も多い印象です

「ヘルニアまではなっていないけど・・・」

「ヘルニアっぽい・・・」

「骨の間が狭くなってしまっています・・・」

これらはすべてヘルニアではありません。

しかしドクターの言葉は、言っているドクターが思っている以上に患者は重く受け止めています。

選手同士であっても、先輩が深く考えもせずに「それってヘルニアじゃないの!」って言ったとしたら後輩はショックを受けます。

確かに椎間板ヘルニアは辛い症状ではありますが、飛び出した椎間板は数ヶ月で水分を失い、自然に消えてしまうと言われています。飛び出しが大きければ大きいほど、自然消失しやすいそうです。

また、MRIで椎間板ヘルニアが見つかっても、腰痛などの症状はまったく無い人も多いそうです。

なので、数年前に椎間板ヘルニアと診断されたなら、ヘルニアはもう消失してしまっていることが予想できます。まだ腰痛が完治していないのなら、椎間板ヘルニアでない原因があるのかもしれません。

「老化ですね・・・」
⇒若返ることはないから、完治することはもう無いのか・・・

「しこりになってしまっていますね・・・」
⇒しこりにまでなってしまって、簡単には改善できないのか・・・

同じ状態でも言い方を変えるだけで患者が受ける印象は変わるはず、前向きな言葉掛けは腰痛患者の気持ちも前向きにしてくれるはずです。

パッシブケアをお願いするときの心構え

ドクターや整骨院、整体院に腰痛治療を依頼する場合自分との相性というものが必ずあります。
長く患っている腰痛の改善には時間がかかります。
腰痛改善の腕も重要ですが、自分との相性を意識するのも大事です。

また、アスリートは競技の知識だけでなく、腰痛や体の知識を増やすべきだと私は考えます。知識があれば腰痛のプロと対等な立場で会話をすることができます。

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