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腰痛を慢性化させない

命は時間です。

国籍や性別、年齢に関係なく、誰でも平等に与えられているものが「時間」です。一日24時間という時間が365日繰り返され、現在だと約80年という命が与えられています。時間は平等で、買うこともできないし、借りることもできません。

命は時間です。多くの人は、時間が無限にあるかのように過ごしていますが、時間には限りがあります。

私は16年間腰痛に苦しみました。腰痛の泥沼にハマってやりたいことができない辛さを味わってきました。
この16年間が無かったら、整体師という仕事はしていないですし、今とは違う生活をしていたと思います。

腰痛だった16年間は長いですが、今になれば必要な時間だったと思えます。

1万時間の法則

1万時間の法則とは、ある分野のエキスパートになるには1万時間の練習・努力・勉強が必要だという理論です。イギリス出身の元新聞記者・マルコム・グラッドウェル氏が広めて一躍有名になりました。

1万時間というのは、毎日一日3時間の練習をしたとしたら9年くらい、5時間で5年半くらいかかる計算になります。1万時間で、知識や技術を得て、肉体もエキスパートの体になっていくということです。

腰痛歴○○年

3ヶ月以上続く腰痛を慢性腰痛といいます。
慢性化してしまうと、恒常性といって体にとって腰が痛いことに慣れた状態が普通になってしまうので治りづらくなってしまいます。

ここで1万時間の法則を慢性腰痛に当てはめてみます。

腰の痛み自体は「〇〇をしたときに痛む」というように、常に腰痛にスタンバっているアイドリング状態になっています。
ということは24時間腰痛スタンバイしています。

1万時間を24時間で割ると416.67になり、14ヶ月くらいで1万時間を達成してしまいます。

腰を痛めてから1年ほどで、筋力や柔軟性も落ち、姿勢の悪さや骨格の歪みも固定されて、腰痛のエキスパートの体に、

そして知識の面でも、「これをすると痛くなる」とか、「あれをすれば少しは楽になる」などの、自分なりの腰痛の対処方法やパターンなどを学習します。
これで慢性腰痛のエキスパートの完成です。

腰痛は慢性化させないことが大事です。
そのためには、まずは3ヶ月、そして1年以上たつ前に治しきれるように、治療のスタートダッシュを意識してください。


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