写真撮影時の本音と、橋の名前にまつわる話。
ちょっと息抜き。
外で撮影した写真はほとんど記事を書くための素材なのですが、私の場合、撮るものがたぶんちょっと変です。
たとえば、解体中のビルの仮囲いに貼ってある表示とか、日比谷線の駅表示とか、建設中の工事現場や、そのうち出てくる歩道橋の写真とか、今回の見出し画像みたいのとか。(あ、これは環2通りの旧築地市場付近はいつまで工事をしてるんだろうと気になっていて見かけた看板です。令和6年6月中旬までって、まだまだ当分続くのですね。)
そんなのが被写体だと、撮る側はけっこう必死です。他人にとっては珍しい物でも面白い物でもないので、撮っている姿を見られるのは若干恥ずかしい。平静を装いつつ撮ったらさっさと立ち去りたいのが本音です。写真を撮っているのがオーディエンスが多い普通の通勤時間帯ならなおさらです。だから慌てて撮ってぶれちゃうものも多いのです。
こないだは、とある橋の名前を撮影していたのですが、その後ろにいた観光客と思しき家族が私が撮った辺りを何か珍しいものがあると思ったのか見ていたんです。いや、何にもないから、見なくていいから!
東京には外国人観光客がいまやたらと多くどこにいても遭遇します。その人たちと撮影の感覚が似ているかも。全然珍しくもないものでも、自分が興味を引くものは撮影してますよね。こないだは何が珍しいのか、ただの飲食店を撮っていました。私には?だったけど、私の行動も他の人から見るとそうなのかもしれない。
いろいろありますが、楽しければ良いと思っているので、変わらずヘンな物を撮り続けていきます。
ちなみに。撮影シーンを見られた橋の名前は実はコレでした。あの「常盤橋地区再開発」とか「常盤橋タワー」とかの名前の由来の橋。橋の名前と場所を間違えて記事を書いていたら怖くないですか。間違って覚えているつもりはないけど確認しておこう、そんな感じでした。
このすぐ近くに外堀通りがありますが、外堀通りにも日本橋川に架かる橋があります。その名前わかります?こんな名前なんですよ。私も最近まで名前を知りませんでした。(「一石橋(いちこくはし)」と橋に書いてあります。)橋って知ると面白い。もっと探検したいと思いました。
私、この辺の地名で不思議に思っていたことがありまして。この橋の先の永代通りとの交差点の名前は「呉服橋」ですよね。呉服橋という名前の橋はありません。なんで橋の名前が交差点に残っているんだろう?そう思って調べたら、以前は橋があったけれども第二次大戦後堀が埋め立てられ呉服橋は撤去されて道路化し交差点にのみ名前が残ったのだそうです。(この説明、ざっくりしすぎているので、知りたい方は調べてみてください。)
あれ、いつもウロウロしていたあたりに江戸城呉服橋門跡があるらしい。どこ?今度観にいってみよう。
それから「ときわばし」って2つあるのをご存じですか?
さっきの写真の橋は「常盤橋」です。普通の道路上にある橋です。その「常盤橋」の上流に歩行者専用の「常磐橋」があるのです。
こちらが常磐橋。正面は日本銀行です。
興味を持ったらぜひ渡ってみてください。
2023/10/24追記
ありました、呉服橋門跡。本当にTOKYO TORCHの工事現場の前でした。
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