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虎ノ門散歩事情(その2)

自分のかつての「虎ノ門と言えばこのイメージ」を撮ってきました。

中央合同庁舎第7号館です。
この辺りは「霞が関コモンゲート」と呼ばれています。

青い色の建物が中央官庁です。
霞が関ビルです。

虎ノ門駅はちょっと前まで乗り換えができない駅でした。しかし虎ノ門ヒルズができた後に、日比谷線に駅が一つ追加される事になりました、そう、虎ノ門ヒルズ駅です。当時、神谷町に勤務していた私は複雑でした。1駅増えるのは結局到着時間のロスになるからです。そんな自分の都合とは無関係に工事が進んでいきます。
どんな風に進んでいったのかはよくわかりませんでしたが、2018年12月23日放送の相葉マナブで工事現場に潜入していたのを観たときはある程度できていることがわかって面白かったです。こんな風になってるんだと興味深々でした。いつも霞ヶ関~神谷町間を通っている時はなにもわからないのに、工事が進んでいることが不思議でした。

それから数か月後のある日、通勤途中で気づいた私はTwitterでこんなツイートをしていました。

Saki@sakirock
消灯してるから気づきにくいけど、神谷町の手前で虎ノ門ヒルズ駅のホームが見えるんですね。秘密基地を発見したみたいでワクワクします。

2019/10/11 08:33:41 

その1か月後の2019年11月11日、東京メトロは虎ノ門ヒルズ駅の開業日を発表します。

翌年の2020年になると開業に向け目に見える変化があったようでこんなツイートをしていました。駅のホームはいつの間にか目視できるようになっていて、速度を落として通過していたように思います。

いま虎ノ門ヒルズ駅ホーム前通過しました。ホームドアが設置されてました。(ちなみに隣の駅にはまだありません。)

2020/3/9 08:18:54

視覚的に変化がわかる写真も載せていました。この路線図はJR「高輪ゲートウェイ」駅がまだ開業前の3月8日です。

日比谷線霞ヶ関駅の停車駅表示。準備万端です。(撮影日は3月13日)
霞ヶ関駅のホームの隣の駅表示にもシールが。(撮影日は3月13日)

開業日の6月6日ですが、残念ながらこの頃会社を体調不良で休職しておりまして(コロナではないです)、電車が停車する虎ノ門ヒルズ駅も、隣の駅に出勤することも、リアルタイムでは体験できませんでした。なのでこんな風に自宅からツイートしていました。(15日は5月15日のことで、この日以降ちょっと休ませてもらいました。)

今日虎ノ門ヒルズ駅が開業しましたね。両隣の駅を利用していたので、霞が関駅の次駅の表示変更完了には気づいていたけど、神谷町駅は最終出社の15日までは変更されていませんでした。いつ表示を直したのかな…

2020/6/6 10:22:45 

虎ノ門ヒルズ駅にばかり話題が集中していましたが、この年、虎ノ門駅にも変化がありました。虎ノ門駅の駅上の超高層ビル「東京虎ノ門グローバルスクエア」が竣工したのです。(2020年7月10日発信の竣工ニュースには6月末竣工と書いてあります。)
2020年といえば、コロナ禍で緊急事態宣言があったり、外出自粛などが叫ばれリモートワークユーザーが増え、むしろ電車の乗客数は減っていたと思います。それと竣工・開業の時期が重なったのはちょっと残念でしたね。
このビルの建築は以下の再開発事業計画によるものです。

中央が「東京虎ノ門グローバルスクエア」です。このビルができたからこそ虎ノ門ヒルズ駅と虎ノ門駅の乗り換えが可能になったといえるでしょう。

場所は外堀通りと桜田通りの交差点。一番上に貼った写真「霞が関コモンゲート」の対角線上の区画になります。この事業は2012年に「虎ノ門一丁目開発を考える会」の発足から始まっています。区画内の5つのビルが解体された跡地に誕生した新しい超高層ビルです。
ちなみに、解体された一番角に面した森村ビルディングの1階に、かつて何があったか知っていますか?角のビルって案外目立つ存在ですよね。

正解は「三菱UFJ銀行虎ノ門支店」です。元三菱銀行(その後の東京三菱銀行)虎ノ門支店だった店舗です。そのすぐ近くに元三和銀行(その後のUFJ銀行)虎ノ門支店があり、私はこちらに用事があって何度か来ていますので、昭和の頃からこの2つの店舗が近くにあることを知っていました。両行が合併した時は統廃合の対象かなと思っていたのですがそれはなく、銀行合併後のよくある支店名の変更で、元UFJ銀行の支店名に中央がつけられて「虎ノ門中央支店」になりました。その後、虎ノ門支店が虎ノ門中央支店の住所に移転します(2011年3月)。よくある同じ地域の店舗を1つにまとめる移転ですが、更にこの2つの店舗は2020年12月に別のビル(ステーションタワーの斜め後ろに位置するビル)に移転しました。

これが何を意味していたかというと、最初の店舗移転こそ合併後の整理だったのかもしれませんが(1階はそのまま駅前出張所としてATMが残っていました)、その次の移転は店舗が存在したビルの解体が決まったからだと思います。現在、旧三和銀行が入っていたビルはすでに解体されています。先日見て絶句しました。こっちも再開発の対象になっていたのかと。(これについてはまた後日。)

下の写真は、虎ノ門駅の改札を出てすぐにある、三菱UFJ銀行虎ノ門支店虎ノ門駅前出張所です。再建後のビルには以前存在した店舗(食事処やコンビニ、銀行など)が同じ場所で営業再開しているのをよくみかけますが、これも同じ場所に復活した店舗ですね。

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