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【アマプラ作品】”THE BOYS ‘‘ アメコミ映画に飽きた人へ

こんにちは、ウォーカーです。

みなさん、アメコミ映画は好きですか?
スパイダーマンといったアメコミのヒーローを一度は聞いたこともあるかと思います。それが今となってはアイアンマンやハルク等、日本では昔聞きなれなかったヒーローたちが当たり前になりました。

その影響力はやはり、MCU(※1) 作品でしょうか。
そんなMCU作品でも複雑なユニバース事情や世代交代によりファンを離れる層がふえているのが現状です。

「つまらなくなった。」「話がわかりづらい」………

色々な意見もあるかと思います。

そんな方にお勧めの新たな視点からみるヒーロー映画をご紹介いたします。

※1) MCUとは2008年アイアンマンからはじまった一つの世界観を共有した複数の作品からなるシェアードユニバース作品。
日本で例えると、ナルトの物語とワンピースの物語が一つの物語り(世界)としてつながっていること。陸ではナルトが生活して海ではルフィ達が冒険している。それぞれの物語が同じ時間軸で進み、同じ世界観を共有している。時にナルトとルフィが集合して共通の敵と戦うお祭りのようなものがアベンジャーズ作品にあてはまる。単体で物語が進んできたアイアンマンやスパイダーマンといった作品は同じ世界観を共有しているためアベンジャーズシリーズで集合できる。またMCUの単体作品ではアベンジャーズシリーズにつながる伏線や時間の流れが進んでいるためファンとともに時間の経過が流れるのも魅力の一つです。

THE BOYS (AmazonPrimeオリジナル作品)


(C)2019/amazon prime THE BOYSシリーズより/amazon studio/Point Grey Pictures/Sony Pictures Television/ Original Film/ Kickstart Entertainment /KFL Nightsky Production

あらすじ

家電量販店で働く平凡な青年・ヒューイには恋人がいた。彼はしがない給料で平凡な日々を過ごしていたが彼女に会うことだけが唯一の生きがいだった。今日も彼女とたわいのない話をしながら過ごす代り映えのない日常こそ幸せだと思うヒューイ。

(C)2019/amazon prime THE BOYSシリーズより/amazon studio/Point Grey Pictures/Sony Pictures Television/ Original Film/ Kickstart Entertainment /KFL Nightsky Production

しかし、そんな平凡な幸せが一瞬にして消えることになる。それは、彼女の死だった。目の前で話していた彼女が突然ミンチ状態になり粉々になってしまったのである。あまりの出来事に放心状態になるヒューイの目にはあるヒーローがうつっていた。そのヒーローはセブンのメンバー・Aトレイン。セブンはアメリカ合衆国のヒーロー達から選抜された選ばれし7人からなる国を代表するヒーロー集団であった。そのヒーロー達の治安維持活動及び社会貢献活動等を管理するのが「ヴォート社」である。そんなセブンのメンバーである彼の能力は驚異的な速さ。ある出来事で急いでいた彼は謝罪の言葉なしでその場を去ってしまう。

(C)2019/amazon prime THE BOYSシリーズより/amazon studio/Point Grey Pictures/Sony Pictures Television/ Original Film/ Kickstart Entertainment /KFL Nightsky Production

謝罪も反省もないAトレイン、それを金の力で隠蔽しようとするヴォート社に深い嫌悪感を感じるヒューイ。この出来事をきっかけに幼いころから市民を守る憧れのヒーロー達の裏の顔を知ることになった。表向きは心優しきヒーロー像だが裏では金や暴力、欲望、格差という人間の欲の塊でしかなかった。勿論、セブンのメンバーも全員同じ性格の持ち主ばかりだった。

(C)2019/amazon prime THE BOYSシリーズより/amazon studio/Point Grey Pictures/Sony Pictures Television/ Original Film/ Kickstart Entertainment /KFL Nightsky Production


そんななか、ヒューイはFBIを名乗るあやしい男・ブッチャーと出会う。ブッチャーはヒューイにAトレインに復讐するチャンスを与えるという。ブッチャーはヒーロー達から痛い目にあったのは自分だけじゃないと言う。彼も過去にヒーローからつらい経験をさせられた一人だった。そんな過去を持つ彼が管理するヒーロー撲滅集団THE BOYSにヒューイを勧誘することになる。この組織の目的はセブンのリーダーこと「ホームランダー」を叩き潰すことであった。無能力者の寄せ集め「THE BOYS」達がスーパーパワーを持つヒーローたちに立ち向かう戦いがはじまろうとしていた。

(C)2019/amazon prime THE BOYSシリーズより/amazon studio/Point Grey Pictures/Sony Pictures Television/ Original Film/ Kickstart Entertainment /KFL Nightsky Production

みどころ

この作品は人間の欲が前面に映し出されています。社会貢献をしたい!お金よりもみんなの幸せ!そんな綺麗ごとが通用するほど現実は甘くなく、心からそう思っている人はいるでしょうか。その裏には誰しもがもっている欲が潜んでいます。表向きは愛国心溢れるヒーローの象徴ことホームランダーだが裏の姿は極悪人です。平気で弱い市民を殺し、自分のことだけしか考えていません。権力に飢えて差別を平気でします。そんな彼は食物連鎖の頂点に立つほど強すぎるヒーローです。目からビーム、空中飛行まさにDC(※2)のスーパーマン。そんな超人達に立ち向かう無能力者の一般人達があの手この手を使いヒーロー達を苦しめる姿も一押しです。

※2)マーベルと同じくアメリカのアメコミ出版社である。スーパーマンやバットマンといった作品はこれにあてはまる。ワンダーウーマンやアクアマンなど個々の作品が高い評価を得ている。MCUのように世界観を共有しない作品もあるのが魅力的である。その代表例はジョーカー(ホアキンフェニックス版)である。

最後に

タイトル通り、マーベルを批判しているわけではありません。筆者はマーベルを愛しています。人生ではじめてみたマーベル作品はX-MEN・旧三部作です。当時小1でした。日本のヒーローより海外ヒーローが好きになったのはそこからはじまりました。ただ、最近のMCU事情や複雑なユニバース構想によりマーベル離れをした方が多いと思います。そんな方にお勧めですという意味をこめて記事を書きました。たしかに今のMCUは複雑かつ昔のフェーズ1から転換期を迎えています。一度休みまたMCUの世界に戻っていただけたらと筆者は願っています。いろんなヒーローのとらえ方がある作品、THE BOYS。新たなヒーローに出会えるかもしれません。

愛に飢えてる牛乳マザコン、ホームランダーにご注意を。


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