ウォーキング人口が4000万でも医療費は削減に寄与できない不思議
リライト版
内閣府の調査ではウォーキング人口は4000万人と言われています。
それは、本当でしょうか?
ということで調べてみると、確かにこんなページがありました。
44%の人がウォーキングをしたと答えているので、4000万という数字がでます。
スポーツ庁の調査でも、20,000名規模の調査で
実に60%の方が「1年間でおこなったスポーツ」に《ウォーキング》
っと回答しており、2位の《ランニング》16%ですから
その実施率たるや圧倒的です
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200225-spt_kensport01-000005136-1.pdf
現在は日本の人口の30%が高齢者と言われています。
少なくとも4000万の30%は高齢者と仮定するならば1200万人は
高齢者のウォーカー、ということになります。
お医者様も、身体に負担が少なく、手軽に始められるウォーキングを勧めてきます。
ですから、ウォーキングを高齢者がする目的は「健康のため」「体力増進」
と答える方が、ほとんどだと思います。
ウォーキングが身体に「本当によい」のであれば、
1200万人も健康な高齢者がいるはずです。
高齢者のウォーキング人口は実際はもっと多いと思います
もちろん100%健康と言わぬまでも、
なにか不定愁訴があったとしても、ウォーキングをしてない人よりか
ウォーキングをしている高齢者は、健康体である可能性は高いはずです。
医者も国もウォーキングを勧めます。
ですが
この国の医療費は一向に減る気配がありません。
高齢化とともに増える一方。
これだけ高齢者のウォーキング人口が多いのに、
医療費に削減にはなかなか寄与していないようです
様々なウォーキングの論文をみると、
血圧が改善されたり、骨粗しょう症が改善されたり
ストレスが軽減されたりと科学的にもエビデンスがあるのですが・・・
ウォーキングの効果がかなり限定的のようです。
つまり・・・
1200万人の高齢者が歩いているけど
ウォーキングはしているが、ウォーキングする距離や速さが、
ウォーキングの効果を享受できるほどではない。
なんだかもったいない気がします。
もちろん、ゆっくり歩くことでもウォーキングの効果は得られます
ただ、せっかくウォーキングをしているのだから
ご自身の目的に合った方法で、1200万人のうち、
50%が正しい知識の元、ウォーキングをすれば
600万人が運動の薬事効果(薬のように身体が改善する)
を得られるはずです。
そうなれば、医療費の削減にもう少し寄与できるのでは。。。
と、思う今日この頃です。