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1 オープン

受付や遅刻者への対応のために、スタートの【15分前】を目安に会場を開けましょう。また、参加者が身支度を整えたり、全体の緊張感をとりのぞいたりするためにも大切な時間となります。発起人(⇒Ⅴ.運営)は全体に向かってつねに語りかけ、なごやかな雰囲気をつくりながらスタートに導くことがポイントです。発起人が黙っていたりすると、はじめての方は戸惑いますし、顔なじみ同士はおしゃべりが弾んでしまいスムーズにスタートできません。

**なごやかにスタートさせるためのポイント**

ー全員と簡単なあいさつをかわす
ー荷物置き場を案内し着席をうながす
ーBGMを流す
ー名札に記入してもらう
ー(子どもがいる場合)キッズスペースを用意しておく
ー(用意がある場合)飲み物や食べ物をすすめる

2 スタート

スタート時間になったら全体によびかけましょう。大きな声をだすより、BGMを調整したり静かに入口を閉めたりするなど、これからはじまる「予感」を全体に与えるようにすると良いでしょう。スタートでは、以下のことを述べます。時間の目安は【5分】。あっさりしすぎるのもよくありませんが、長すぎるのは禁物です。主役は発起人ではなくあくまでも参加者であることを、お忘れなく!

**スタートで伝えること**

1.発起人の自己紹介
  (名前、住んでる場所、家族・仕事のことなど簡単に)
2.安心安全にすごしてもらうための案内
  (トイレの場所、飲食のこと、空調の確認、など)
3.発起人からの依頼・お願い
  (撮影可否の確認、ゴミの持ち帰り、片付けのこと、など)
4.本日のながれの説明

3 『ひとりひとり自己紹介』

まずは、ひとりひとりが名のりあうことからはじめましょう。全員が顔見知りのときでも、近況報告をするなど全員が発言することが大切です。基本的なプロフィールに加えて、『一言コメント』を加えると場の雰囲気がなごみます。発起人がタイムキーパーとなり、ひとり【1分】を目安に話してもらいます。砂時計を使って時間を可視化するのもコツです。自己紹介の目的はアイスブレイク。いろいろと工夫してみてください!

**自己紹介で話してもらうこと**

1.よばれたい名前
2.お住まいの地域
3.私は○○です(家族・仕事・活動など、その場にあった共通の切り口から簡単に言いあらわせるコトを選びましょう)
4.『一言コメント』(以下、例。深く考えず、気軽に言えるようなモノことを選びましょう)
ー今朝食べたもの
ー最近ハマっていること

4 『みんなでワーク』

とにかく、全員がとりくみやすい内容や興味があるモノコトであるのが一番です。YouTubeなどを見ながらなじみのないことに挑戦するのも面白いかもしれません。ワークに先生はいませんが、熟練者が全体をリードすることは良いことです。しかし、教える・教わるのような一方的なスタイルは暮らす会にはふさわしくありません。発起人は、企画時だけでなく、ワーク中も全員がフラットに気持ちよくすごせるよう気をくばること大事です。また、創作系のワークでは黙々とした作業が続くことがありますが、集中しているだけなのか、話し出せない雰囲気なのかを見極め、適度に相づちを入れるなど空気がはりつめないように工夫しましょう。話が盛り上がることは大いに結構です!

5 『ゆるやかな解散』

決められた時間になったら声をかけワークを切り上げます(気持ちよく切り上げられるよう時間配分はあらかじめしっかりと)。なかなか切り上げようとしない参加者には、遠慮せず「時間になったので」とワークの終わりをはっきり告げます。この時点で、参加者からちらほら感想や意見が聞こえてくるはずです。感想をのべあったり完成品を見せあったりしながら、発起人は自然な会話を見守りましょう。思いを語りたい気持ちはあっても、主役は参加者。発起人が最後に総括・総評をしてしまっては台無しです。そろそろおしゃべりになってきたかな、というタイミングであいさつや次回の案内などを簡単にして、おひらきにします。なお、解散後(クローズまでの時間)は参加者同士の自由交流の時間として「場」を解放し、なるべく発起人は介入しないようにすると良いでしょう。

**ゆるやかに解散させるためのポイント**

ー掃除・片付けに協力してもらう
ー名刺を渡し、質問・相談は後日メールしてもらう
ー何よりワークの中で達成感・満足感を得てもらえるよう配慮する

6 クローズ

『ゆるやかな解散』から【15分後】くらいを目安に、会場を閉じます(撤収)。


時間と場づくりの研究所『ワーラボ』
www.walabo.strikingly.com


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