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Ⅳ.企画

1 仲間をさがす

「暮らす会をやろう!」と思ったヒトが発起人(⇒Ⅴ.運営)となり、暮らす会の主旨に賛同してくれる仲間を探すことからはじめます。発起人を含めて2〜3人が良いでしょう。仲間は、参加者集めから実施までさまざまな形で協力してもらうために大切なパートナーとなります。もちろん仲間だけで暮らす会を開催することもできます。

2 ワークをきめる

仲間と相談してワークの内容と規模(人数・時間など)をきめます。仲間が興味関心があることを選ぶと良いでしょう。ワークは暮らす会のメーンイベントではありますが、「目的」ではありません。「○○を観て考えよう」「○○を作って学ぼう」のように、ワークの先に目的があるものは暮らす会にふさわしくありません。ワークはあくまでも対話をうながすツールとして、シンプルなのが一番です。ワークを考えるのはとてもワクワクするひとときです。仲間たちも楽しみながら、参加者が楽しんでる姿を想像してみてください。人数は発起人と仲間を入れて最大【10人】くらいまで、時間は【90分】程度を目安とすると良いでしょう。

**ワーク選びのヒント**

ー毛糸の帽子を編む
ー小学校の理科実験をやってみる
ー英語オンリーでおしゃべりする
ーおにぎりとみそ汁を作って食べる
ー動画を鑑賞する

3 場所をさがす

ワークが決まったら場所をさがします。公民館やレンタルスペースなど、地域にはさまざまなタイプのコミュニティスペースがあるので、ワークの内容や規模、雰囲気で場所を決めましょう。それぞれの場所には貸し出し条件があるので、暮らす会の趣旨に合っているか、必ず確認してください。

4 実施日をきめる

場所の目星がついたら、実施日をきめましょう。多くの場合は、場所の空き状況と仲間の都合で実施日がきまってくるかと思います。場所のキャンセルポリシーと照らしあわせて場所を予約し、実施日を確定します。

5 参加費をきめる

ワークにかかる実費と場所の使用料を加味してひとりあたり『ワーク代』を算出します。これに『会費』(⇒Ⅴ.運営)を加えてひとりあたりの『参加費』とします。

参加費=ワーク代+会費
**参加費計算の例**

『ワーク代』 870円/人
-ワークの実費 4,800円
-場所の使用料 2,160円
-参加人数 8人(発起人と仲間を含む)

『会費』 500円/人

『参加費』 1,370円/人
-ワーク代 870円/人
-会費 500円/人

7 参加者をつのる

仲間・ワーク・場所・実施日・参加費がそろったら、あとは参加者をつのるだけです!フライヤーを作成したりFacebookイベントを利用したりして、参加をよびかけましょう。ただし、集客にとらわれると力が入りすぎて疲れてしまいます。暮らす会は暮らしの圏内で楽しく行うものなので、発起人と仲間たちのネットワークから口コミで広がるのが理想です。なお、公民館などの公共施設は、不特定多数に参加を呼びかけることが禁止されているケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。


時間と場づくりの研究所『ワーラボ』
www.walabo.strikingly.com


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