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ガンダムはまだ私を知らない。

 前略、オタクである。
 オタクと一言に括っても、その種類は多岐にわたる。今時オタクかどうかなんて「性別:女」くらいの自称、或いはレッテルでしかないのだ。多分。私そんなにアニメとか見ないし、ガンダムとか全然知らないし、みたいな。
 という出だしでは話が終わってしまうので、今回はとりあえずガンダムを見てきた。別にnoteのネタのために見たわけでもないのだが、面白かったから感想を書こうと思う。

ガンダムビルドファイターズ

 私はオタクだが、上記の通り、あんまりアニメを見ない方だ。漫画は大好きだがアニメや映画という映像媒体は自分のペースで飲み込めない、という欠点がある(と、私は勝手に思っている)
 なので好き好んでアニメを見たいと思わなかったし、ハッピーエンドが基本的に大好きなので、ガンダムを見るというのは中々にハードルが高かった。そう、そんな軟弱なオタクでも見られるのだ。ガンダムビルドファイターズならね。
 うだうだ言ったがオタクなるもの人生で一度くらいガンダムは見たいのだ。でも戦争とかをテーマにした重たい話を見るには勇気がいる。そんな私にうってつけ。そう、ガンダムビルドファイターズならね。

友情、努力、勝利。私が一番見たかったもの

 主人公はガンダムのプラモデルの制作を得意とする少年、セイ。彼は全世界で流行しているガンプラバトルに挑むが、操作がうまくなく、負けてばかりだ。そんな彼がある日出会った不思議な少年。もう一人の主人公であるレイジ。
 
彼ら二人が出会ったことで物語は動き出し、ガンプラバトルを舞台に様々な勝負を繰り広げ、出会い、そして別れ、戦いの中で大きく成長していく。ストーリーもよくできていて本当に面白いのだが、いくつかとても印象的なセリフがあった。「ガンプラバトルなんて、ただの遊び」と吐き捨てるものに向かって、彼らは決まってこう返す。「遊びだから、真剣にやるんだろ」と。
 セイとレイジはどんな時でも、ひたむきにまっすぐにガンプラバトルに立ち向かう。遊びだから、趣味だから、彼らはガンプラバトルで生計を立てているプロではないし、その勝負に利権が関わることは一度もない。ただ、楽しいから、負けたくないから、強い相手に勝ちたいから! 寝る間を惜しみ、心を尽くして、どんな姑息な手段を使われようと、最後は笑ってその勝負を楽しんでいる。とにかく見ていて気持ちが良い

見て良かったと心から思える幸せ

 2013年に制作されたアニメだが、本当に見て良かった。知らずに人生を終えずに済んでよかった。つい先ほど見終わったばかりなのだが、今はとても満ち足りた気持ちだ(でも、見終わってしまった寂しさでちょっと泣きそうだ)
 世の中には、私がなんとなくの理由で避けている面白いものがたくさんあるんだと思う。アニメは特にそうだ。dアニメストアに加入したので、これから知っていきたいと思うし、知れたらいいなと思う。オタクかどうかなんてただのレッテルに過ぎないと言ったが、ひとつだけ間違いないことがある。このレッテルは「面白いものに目がない」人種であるという、精一杯の、自己主張なのだから。


#アニメ #ガンダム #ガンダムビルドファイターズ #おすすめ

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