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ブルーライン(詩)

自転車を漕いだ
どこかの土地で
自分以外の誰かみたいに
変わろうとした
あわよくば
この心に通う血液もろとも…

道は遠く晴れて
祝福の声を聴いた

この夏の太陽がそれを教えてくれる
異なる価値に触れて揺らいだ
その衝撃の大きさに
その途方もなさに

うざいくらいにひとりで
この街の一部で
僕の人生の一部だ

腰掛けて立ち上がったら
白華したコンクリート付いてる
角が取れるの感じる

この夏の太陽がそれを教えてくれる
異なる価値に触れて揺らいだ
その衝撃の大きさに
その途方もなさに

砂利に塗れ汚れ傷んだ
気持ちの悪いビーサンみたいなもんさ
気にかけているうちは
君の目を見つめるなんて
到底できやしないってこと

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