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sneakers #020

詩:わきゅう 曲:たろす

手を取り合うような美しさはないけど
互いの距離を気にする関係
靴紐結び直せばそれぞれの足音
軽快なテンポを刻もう

退屈の花枯らして 沈む箱庭

ぼくらなら もうずっと明るく
照明なんて幾らでも遠く
伸びた影があの人みたいだ
不器用な心で映そう
今日もぼくらを連れていく スニーカー
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これはtellmoreベースの遼太郎さんが作成した楽曲に詩をのせたものです。サビの「ぼくらなら もうずっと明るく」という節がまず生まれ、そこからインスピレーションを広げて制作しました。

続いてスニーカーという名詞が降りてきました。そこで、楽曲のモチーフは"僕らの歩みについて"に決定。歌詞にもある通り、明暗は明るいに傾いている為、其方に寄せた作詞を行いました。

最初の一文は長い形容詞を体言止めを用いて、印象的な導入になるよう工夫しています。また、Bメロの歌詞はとあるバンドのアルバムタイトルを拝借しています。曲の構成におけるBメロは、Aメロやサビとは違う視点を求められる為、ある意味テキトーに、練りすぎず、を意識しています。

以前拝見した、椎名林檎氏と亀田誠治氏の対談の映像で、「人の書いた曲に詩を載せるのはとても大変」という趣旨のお話がありましたが、これは本当に共感しますね。

作詞者は曲が生まれた瞬間の気持ちや、熱量を知らないので、"しっくり来る"のラインが判断しづらいのだと思います。だからこそ、細かい進捗状況の共有が、制作背景のヒアリング、要はコミュニケーションが重要ってことになります。もちろん、うーーーんと作詞に悩む時間も同じくらい大事だと思いますが、苦しんでなんぼ的な思想は前時代的と感じるので、このあたりはスマートにやりたいところです。
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詩については以上です。
最後に、先日投稿した歌ってみたを…
今週は月、火でルーチーンをこなせました。
水曜日はお休み、木金はできるかな。
がんばります!

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