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固定観念をぶちこわせ!ウミガメのスープ#5

こんにちは。わくわくらすです。
【わくわく+暮らす】をモットーに生きている20代社会人です。自分の好きや日常を形にしたくてnoteを始めました。

さて、今回は私の好きを紹介したいと思います。その名も…

ウミガメのスープ

ウミガメのスープとは、一見不可解な状況をYES、NOで答えられる質問を繰り返し、状況に迫っていくゲームです。最終的に出題者が想定した状況を答えることができたらクリアとなります。またの名を水平思考クイズとも言います。詳しい説明は以下を参照してください。

ハマったきっかけ

私はもともとクイズが大好きで、幼いころからクイズ番組をよく見て育ちました。IQサプリ、サルヂエ、クイズヘキサゴンなど2,30代には未だに記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。今では当時よりもクイズ番組が増えた気がします。やはり、お茶の間でワイワイやれる誰も傷つかないジャンルとしてクイズは世の中にフィットしているのでしょう。
ウミガメのスープというクイズを知ったのは、あるゲームがきっかけでした。

「スローンとマクヘールの謎の物語」、レベルファイブという会社のゲームでこの会社の代表作としては、「イナズマイレブン」、「妖怪ウォッチ」、「レイトン教授シリーズ」といったところでしょうか。
このゲームの魅力はある事柄の一部を切り取り、説明されたら普通のことなのに、それに気づくことができない。固定観念が邪魔をするのです。ではここで例題を一問。

音痴なたかし君は、特に好きでもない歌をみんなの前で歌わされることになったが、とても嬉しそうだ。何故か。

不可解とはいきませんが、不思議な状況でもあると思います。しかし、勘の鋭い人ならこう思うのではないでしょうか。

こんなのいくらでも答えをこじつけられるじゃん。

はい、まさにその通りです。例えば、歌うことで後からお金をもらえるからとか、好きな子と一緒に歌えるからとかやろうと思えばいくらでも答えはあるのです。しかし、このゲームの魅力はここからなのです。

出題者が答えを決められる 

本来クイズというものは、決まった答えが必ずあります。出題の仕方はそれぞれですが、徳川家の初代将軍は絶対に徳川家康なのです。徳川家康にたどりつくまでのプロセスを考えるのが、クイズ作成者の醍醐味なのでしょうが、ウミガメのスープは結果(答え)も自分で設定できます。つまり、答えから逆算できるクイズだということです。

質問力の向上が見込める

さて、それでは例題をどう解いていくのか考えてみましょう。

音痴なたかし君は、特に好きでもない歌をみんなの前で歌わされることになったが、とても嬉しそうだ。何故か。

質問はYES、NOで答えられるものでなければなりません。どんな歌を歌っていましたか?という質問はNGです。歌の種類に迫る質問としては、こんなのはいかがでしょうか。

たかし君の歌った歌は有名な曲ですか?→NO
その歌はたかし君だけが歌っていますか?→NO
観客はいますか?→YES

これらの質問で有名な曲ではないが、誰かと一緒に歌っていて、観客もいるということがわかりました。次はたかし君自体に迫りましょう。

たかし君は大人ですか?→NO
高校生ですか→YES
一緒に歌っている人は友達ですか?→YES

なるほど、たかし君は高校生で友達と歌っている。次は場所に迫りましょう。

たかし君が歌っている場所は屋内ですか?→NO
観客は歌を聞きに来ていますか?→NO
歌っている場所ではスポーツをしていますか?→YES

3つ目の質問はかなりいい質問ですね。まとめるとたかし君は高校生で友達と一緒に歌っている、場所は屋外でそこではスポーツをしている。
最後に核心を突く質問を

たかし君は野球部ですか?→YES

ここまで来たら答えはわかりそうですね。

たかし君は高校球児で、甲子園で勝利し、校歌を歌ったのである。

ということです。確かに甲子園で勝利した後なら、音痴だろうが満面の笑顔で歌を歌うでしょうね。

私がウミガメのスープに魅了されたのは、質問力を磨けることと発想を変えるという経験ができるからです。

質問力を磨く

YES,NOで答えられる質問をクローズドクエスチョン、それ以外の自由な答えを出せる質問をオープンクエスチョンと言います。クローズドクエスチョンは二択しか答えがないので、回答者は楽に受け答えができます。逆にオープンクエスチョンは無限に答えがあるので、回答者のハードルが上がります。例えば、会議で司会者に「〇〇さん、何か意見はありませんか?」と質問される状況です。新しいプロジェクトのアイデアを出したり、多様な考えが必要な場合はオープンクエスチョンで質問するといいでしょう。一方、クローズドクエスチョンは物事の確認をするときなどに役に立ちます。

頼んだ仕事、期限までに終わりそう?→はい。
頼んだ仕事どう?→大体いい感じです。

前者の聴き方の方が、明らかですよね。クローズドクエスチョンは状況を整理したいときには必須のスキルです。

発想力を磨く

人は固定観念にとらわれやすい生き物です。状況に適応しやすいとでもいうのでしょうか。問題がないのであれば、今の状況で良しとする、現状維持バイアスという考え方もあります。しかし、ものすごいスピードで変化する世の中、発想力というのは必要ではないでしょうか。ウミガメのスープは与えられた現状を打破する発想力を磨くにはぴったりのクイズです。

最後に

ウミガメのスープに興味がある、でたという人はぜひ、以下のチャンネルをご覧ください。

「カプリティオチャンネル」というクイズ作家で構成されているユーチューバーの方々です。今のところ、ウミガメのスープと検索すると、ユーチューブ上で一番多い企画を行っています。実は例題もこちらの動画から引用をしました。ぜひ、挑戦をしてみてください。では、また次の記事でお会いしましょう。

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