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子どもが「英語が好きになる」方法はあるのか?我が家の場合

私が日本全国、すべての都道府県にインターナショナルスクールを作りたいのは他でもない、地方の子どもたちにも世界を楽しむチャンスを持って欲しいことにある。インターネットの時代だから、日本中が平等だよ、と言う人も多いと思う。その言葉に騙されてはいけません!そんなことは絶対にありませんから。そんな話をしましょう。

劣等感のない人、があるのなら、本当に羨ましい。もしも、気持ちの持ちようでそうなれるのなら、ぜひ、方法を教えていただきたい。また、劣等感があるからこそいろんな逆境を乗り越えられる、と言う人もいる。そんな人もあるだろう。その人その人によって、同じ事象が劣等感にもなれば、気にもならないことだったりする。英語が最たるものではないかと思う。

あなたは英語が話せますか?と質問されたらなんと答えますか?私の場合は、「挨拶程度、日常会話未満」と言うのが適切だと思う。全く話せないわけではないが、英語が話せるとは言い難い状況である。英語が話せないことは私の劣等感につながるのだが、それよりも、英語を話せるようになるチャンスを自分から棒に振った経験がもっと大きな劣等感につながっている。そんな経験から、自分の子どもには英語はツールとして使えるようになってほしいと言う思いが子育て、というか、息子に対する行動につながっていると言える。

①英語が話せたら、何が良いのか?

一番わかりやすい答えは、「誰かの役にたつ確率が高くなり、回数が増える」と言うことである。たったそれだけのことでもある。なので、もしもあなたが、自分のお子さんに「英語が話せるようになってほしい」と思うのならば、どんな言葉をかけたら良いかは明瞭である。「英語が話せると、世界中のたくさんの人と友達になったり、話ができるようになるから、楽しく生きる上で参考になる話(良い話、悪い話)が聞けるし、何よりもたくさんの人の役に立てるようになるよ」と言う話である。英語はツールであり、受験の成功確率をあげるためのものではなく、良い仕事を得るためのものではない。結果としてそうなる場合が多いだけなのだ。

英語力=社会に役立つ力

それを親がわかれば、子どもたちはすぐにわかるようになると思う。手話を学んでいる人が、多くの人をサポートできるのと同じ発想である。英語は5教科7科目として学ものであり、評価されるから、なんだか良い点数を取ると成績に良い、と思われがちだが、世界中で英語を使う人は多いわけで、これからの人は「英語はできて当たり前、なぜなら、、、」と思った方が良いと思う。断っておくが、私が子育てをしていることは、そんなことに気が付かなかった。そして、自分が「できなくて辛い英語」となっているツールを、武器にできるようにと思い、息子が英語が好きになるように、とサポートしてきた。

小学1年生から英語塾に行ったり、海外旅行に連れ回したり、短期留学に行かせたりしたことは役には経ったと思うが、彼の英語力が一番伸びたのは高校生の後半だと思われる。なぜなら、「英語が使える方が人生の広がりがある」ことを自分で感じたことと、「英語ができないとヤバイ」状況に自分で追い込んでいったからだと思う。

息子自らが、英語で生きる環境を選んだ、ことが彼の英語力を推進したことになる。日本を出なくても英語が話せる人はたくさんいる。経済的なことも本人のやる気や興味も含めて、一人ひとり英語に向き合いたくなる理由は違うと思う。

②英語が話せたら、どんな得があるのか?

たくさんの国の人と話せるし、たくさんの文字でネット検索できるし、英語が話せるだけで、世界中どこでも行けるから、自信を持つと言うよりは、怖いもの無し、と思ったら良いと思う。ただ、日本の学校教育では「勇気を持って行動する」「失敗を悪いことだと思わない」「チャレンジしてみる」「やってみなくちゃわからない」みたいなマインドが育たない。「失敗の先に成功がある」「失敗してみないと、もっと大きな成功を想像できない」といったふうなことは日本の学校の中ではやってないのだ。1クラス35から40人の集合教育の教室の中で、全員がバラバラの失敗を繰り返す授業が行われたら、知識習得という意味の授業は全く前に進まないであろう。(おっと、その話は別途)

英語が話せたら、「あなたは世界の役に立てるんだよ」っていう説明を親がするのはなかなか難しいと思う。「だって、私はそんなに社会の役に立ってないのに、言えないよ、そんなこと」という人は多いだろう。しかし、そんな時にはこう言うのが良いと思う。「私は子どもの頃から良い成績を取って、良い学校に入って、安定した会社に就職することが幸せだ、と言われて生きてきた。そんな時代だった。しかし、今はもう違う。誰もが、誰かの役に立ちながら、自分の経験やお金で社会をより良くしていくことが、結果として自分や家族を幸せにできる時代になった。自分、家族、地域、日本、と言う枠も大切だが、あなたたちはアジアや世界に生きる時代の人だ。だから、あなたが英語を話せることで、あなただけでなく、周りの人も幸せにしたり、問題を発見して解決をサポートするような、便利な道具なんだよ。私もよくわかってないけど、どうもそうらしいよ、今時の英語って!」って言ってみたらどうだろう。

だめかしら?

③英語が話せたら、人生はどう変わるのか?

「ありがとう」を伝える人と、言ってくれる人が世界中に増えるので、幸せ感、自己肯定感が格段に大きくなり、笑顔が増える人生が送れます。それは、自分だけが笑顔になるのではなく、誰かの笑顔を作れるようになる、と言う意味です。

④結論

・英語は成績で評価する教科ではない
・「英語ができたら誰かを幸せにできる」と子どもがわかる
・それを親が見せてあげる(親も頑張らないとね、ワクワクしながら)

いかがでしょうか?英語がもたらす人生について、さまざまな意見があると思いますが、これも一つの考え方、と思って、読んでいただけると嬉しいです。

こどもの日のうちに、もう少し思い出を書いておきたいと思います。きっと誰かの役に立つことを信じて。


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