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2/21は静岡サレジオ中学校で「しあわせってなに?」の授業を実施。久々の中学生に私もワクワク!

クニ先生こと山田先生は静岡サレジオ中学・高校の数学の先生だ。初めて会ったのは、3年ほど前の教育イベントだった。その後私はデンマークに留学に行き、自分で授業コンテンツを作ったり、日本中の学校に届けることになった。昨年の3月に起業して、精華学園通信制高校東京探究アカデミー校の親子の学びアドバイザーをしながら自分の参加したいオンラインイベントを企画して実施していた。そこに常連先生として参加くださったのがクニさんだった。そして、先日には私たちが企画したオンラインイベントにもスピーカーとしてご参加いただいた。「数学嫌いが、数学を好きになっちゃう授業って!?」は無事終了。数学の教え方が教師によって大きく異なることを知って驚いた。思い込みというのは本当にもったいないものだ。自分の可能性を小さく、小さくしてしまう。(本当に気をつけよう。)

授業の中でワードクラウドや事前ヒアリングのデータを使うのだが、この時も「あなたにとってのしあわせって何ですか?」という質問をしていた。行動でも状況でも気持ちでも、どんなものでも良いという前提で聞いた結果の一部がこちらだ。

「思春期をコロナ禍の中で過ごしている生徒たちから出た言葉の重みを感じました。」とクニ先生よりコメントをいただいた。本当だ。もう2年にもなると、これが当たり前になっていた。

Sはサレジオの生徒の意見で、以外は他の中学生の意見を入れた。小学生から大学生、大人にも聞いているので、この定性データはいつか時代を反映するものになるのかも?幸せとは待っているものではなく自分から起こすものだなんて、なんて力強い発言。嬉しくなってしまいますね。

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以前の授業では、時間と同時に顔を出し挨拶をしていた。しかし、半年も経つとこちらも要領を得てきて、休み時間に少しみんなで話をした方が授業がうまく進むという知見を持てるようになった。なので、この日もスタート前に5分ほど何人かとお話をした。
有澤「試験は終わったの?」
生徒「さっき結果が戻ってきた」
有澤「(医学部進学コースだから)みんなはお医者さんになる予定なの?」
生徒「国立大学志望の生徒もいます」
などなど、軽いアイスブレイクだ。いつか私の健康をチェックしてくれるかもしれない、と思うと何だか不思議な気持ちだ。(よろしくお願いいたします。

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チャイムが鳴って授業が終わる。その後、この写真をいただいた。こんな感じで授業が行われていたのね!と、終了後に画像をいただいてほくそ笑んだ。生徒たちの笑顔や、グループワークでの楽しそうな声は授業中に聞いたので大丈夫。この画面ではLGBT+Qの話をしていて、ゲイやレズビアンのカップルが普通にいたデンマークでの話をしていたところ。

「ところで、私のクラスの生徒はワカさんにどのようにうつりましたか?」とクニ先生に聞かれた。その言葉が嬉しかった。授業って、双方向だから、私たちの授業がどうだったかと同時に、私たちもいろんな学校の生徒を見ているので実はいろんなことを感じていた。率直な意見を述べたところ、こんな返信をいただいた。
「嬉しいお言葉です。この子たちには私の教師人生で得たことを全て注いでいるんです。詰め込みではないです。山田のシャワーです。私がいなくても自分達で判断して行動できるようになって欲しいという願いです。」

先生方一人ひとりが心血を注いで生徒の人生をサポートしていることを強く感じたやりとりだった。この仕事をしていて、最近よく「私も学校の先生になればよかったかも」と思うことが増えた。それは一生懸命な先生にたくさん会うことが多いからだと思う。そんな先生だけが、準備や調整のある外部講師の授業を学校でやろうとしてくださる。場合によっては、「そんな授業より、受験対策をしてください」とか「外部講師の授業より自習の方が良い」なんてことを言う人もいると思う。幸せなことに私の周りにはそんな先生はいないので、私たちは先生方にも守られている

ちょっとだけ、みんなの意見を紹介しよう。
【質問】
一人一人の「しあわせ」を尊重する社会を作るために必要なことは何でしょうか。または、あなたにできることは何でしょうか。自由に書いてください。
【回答】
・自分の中で、正しいと思っているものや偏見をなくすことが大切だと思った。一人一人幸せの感じ方はそれぞれだからそれを理解することが大切だと思った。
・自分にとっての幸せが当たり前だと思わないことが大切だと思う。自分が好きなものが相手も好きなものだとは限らないし、幸せの形を押し付けない姿勢が必要だと思う。
・個人の透明の箱を開けていくこと
そのためにはお互いがお互いを尊重しあい他者を理解すること

授業を受けての感想に「こういうセミナーは眠くなってしまいがちだけど、とても面白く聞くことができた。」と言うのがあった。これ、実は一番嬉しいコメントかも!

さあ、明後日の授業の準備をしようかな。と、元気になれるのはそんな先生たちのおかげだ。先生方の生徒さんに素敵な風を送りたくて、私は今日も頑張ります!

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