感情の空
編み込まれた糸を大切にたぐる。
その絵柄を手にすると
作り手の込めた色が心として繊維に沁みていた。
作り手が思いやり描くイメージの意図で編み込まれた形が残り、
受け取る人を思いやり描くイメージの糸で編み込まれた形には感謝が残る。
その繊維には色のもつ深さが沁みていた。
思いやりと感謝を与え合う助け合いの姿が、記憶として残されていたから感じる事ができる。
作り手の染める、それは美しい色合いが糸に沁みるだけでなく
その糸を織りなす螺旋の繊維が、
守りたい和の心と穏やかに透き通る感情の空へ繋がっていた。
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