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月のひかり

太陽を道しるべに地球が巡ってきた歴史に、

これまで移り変わる四季があり、

月の微笑みかける光と暮らす毎日があった。

重ね合わす日々に充実していく足元を照らしては顧み、

先の明るい展望をみて感謝する日。

経験を次の希望へとつなげる日々に、

掴んで離さない可能性と共に勇気から始まる朔日。

自然の恩恵で潤うことを知る月との語らいで人は叡智を授かり、

そして月を控えめに照らす太陽が明かす、限りなく続く宇宙の予感を共有してきた。

自然がもたらしてきた歴史の糸を感じて振動する心のしらべに、

月の光の滑らかな旋律と連なって歌った夜。



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