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幸せとは何か?と考えられる環境にいるだけでも、もう幸せなのかもしれない

中学生の長男が読書感想文用にまとめて借りてきた本の中に、「はじめての哲学」(藤田正勝著)があった。

哲学には興味があり、時折手にとってはみるのだが、表現が難しく、なかなか頭に入ってこなかった。
(唯一読み切れたのは「ソフィーの世界」だったが、哲学書としてよりも小説として読んでいたから読めたのだと思う。)
なので、興味はあるが何となく敬遠していた分野だった。

しかし、この本は中学生向けに書かれたもの。めくってみると、表現が分かりやすい。そして字が大きくてページ数も少ない。安心して読み始めた。

幸福とは何か、生きる意味とは、死とは何か、、、

私がよくぐだぐだ悩んでいることが、とても分かりやすく書かれている。
ソクラテスの頃から、こんなことが議論されていたと思うと、私が答えが出なくても仕方ないことだと納得。

そして、大事なことに気づいた。
こんなことをぐだぐだ考えられる環境にいるということは、少なくとも衣食住が足りていて、考える時間もあるということ。
つまり、幸せな環境にいるからなんだなあ。

生きるのに必死な状態なら、こんなことを考えている余裕はないだろう。
毎日食べることができて、住む場所があって、さらにパソコンを使ってnoteを更新する余裕はある。

感謝だなあ。

哲学の勉強をするということは、こういうことに気づけるような心に、気づくためなのかもしれない。

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