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会社を辞める必要があったのか

ひろゆきさんの『ラクしてうまくいく生き方』を読んだ。


一昔前に流行った、ギラギラした成功本ではない。今の風の時代らしい、等身大にストレスなく、自分らしく生きていきたい人のための指南書である。
見栄を張ったり、人のために無理をしてしまって、ストレスを感じている人、それから、会社を辞めて独立しようか悩んでいる人におススメしたい本だ。

というのも、私がこの本を読んだ率直な感想は「会社を辞める前にこの本を読んでおけば、会社をやめなかったかもしれない。」というものだったからだ。

この本を手に取り、パッと開いたところに書いてあったのは『好きなことを無理に仕事にするのはやめましょう』
この文章にドキッとした。

私は、10年前まで会社員だった。
以前の仕事は嫌いではなかったし、向いていたと思う。
しかし、あの時はどうしてもそれをし続けるモチベーションが保てなかった。と思ってしまった。
違う世界を見たかったし、何よりも、もっと自分らしくワクワクする仕事があると思っていた。
社会的にも世間的にもにも起業がブームになっていたし、私も、自分の好きなことで成功できると思っていた。

そして、現在。
私は、オンラインでコーチングセッションをしたり、オンラインイベントのサポートをしている。確かに楽しいし、ワクワクしている。
でも、時間がたてばたつほど、以前の仕事を辞める必要はなかったのではないか、とも思っている。

何よりも、自営業になったことで、自分の仕事以外のことで自分があまり得意でないもの、集客や経理、も、こなさなければいけないことがストレスになってしまい、好きなはずの仕事が心底楽しめないのだ。

仕事を続けていて、副業、あるいは趣味としてこなしていれば、もっと素直に楽しめたのではないかと思う。

だから、重ねて書くが、もし、会社を辞めようか悩んでいる人がいたら、ぜひこの本を一読してみるよう勧めたい。と、思う。

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