初めてブロックされたときのこと

唐突に思い出した。
数年前のこと。
FacebookというSNSを使い始めた時のことだ。
ある人からブロックされた。

地元の自己啓発系のセミナーで知り合った数名のひとりで、割と仲良くしていたつもりだった。
彼は、人のことを辛口で攻撃するタイプ。
ブラックユーモアというよりは批判に近いのだが、ちょっと抜けているところもあったので、まあ許されるかな、という感じの男性だった。

私は、本田健さんが提唱する人間関係のマトリックスでいうとネガティブ自立タイプ。
人のあらというか、ツッコミどころを見つけると辛口で批判したくなる。

ただ、それを言う相手は選んでいるつもりで、どれくらい言っていいかも加減をしているつもりだった。

その頃の基準のひとつは「本人がどれくらい辛口コメントをしているか」
つまり、他人に対してキツイ人は、自分もそれくらい言われても耐えられるでしょう、というもの。

耐えられなそうな人には言わないし、自分よりも明らかに立場が下の人(後輩や部下)には言わないというのがポリシーだった。(そういう人に言ってしまったら、イジメになってしまうからね。)
それから、当たり前だけれど、嫌いな人にはわざわざ言わない。

彼はその時はそこそこ親しいと思っていたのと、周りに対してそれだけのことを言っているから、大丈夫だろうと思っていたので、結構きつめのことを言っていたようだ。(ツッコミどころ満載だったというのもある。)

ところが、それが彼にとってはプライドを傷つけていたようで、ある時「あなたは僕のプライドを傷つけたので、ブロックします。」というような丁寧なメッセージが来てブロックされた。

実は、私はfacebookでブロックされても、ほとんど気づかない。相当仲良しなら気づくかもしれないが、その当時、彼の投稿にはあまり興味がなかったので、黙ってブロックしていれば気づかなかっただろう。なのに、わざわざメッセージを送ってきたということは、自分が傷ついたということを、をアピールしたかったのかもしれない。(私もまだ大人げなかったので、そのフォローはできなかったが)

あれ以来、辛口コメントはかなり気を付けるようになった。
結果的には、彼には感謝しないといけないのだろう。

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