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夢から覚めるとき

家の建て替えを検討している。

もうずっと片思いしている家がある。
結婚する前から展示場に通い、スタッフにも顔を覚えられている。
「いつか建てるから」と言いながら、なかなか建てるというところまでは思いきれなかった。

約10年前。
築40年の程よい大きさの中古住宅を購入した。

いずれ建て替えをしよう。10年以内には。

そう言いながらずるずると丸10年たった今年夏、いろいろなタイミングが重なって一気に建て替えを検討するに至った。

なかなか踏み切れなかったのは、経済的な理由が最も大きいが、建ててしまったら、もう夢を見ていられないという気持ち的な理由もあった。
しかし、家の雨漏りや屋根の老朽化、耐震強度不足からリフォームの必要が出てきたこと、ウッドショックにより今後建築資材の値上がりが予想されること、加えて期間限定のキャンペーンモデルを気に入ったことなどから、建て替えるなら今だ、と感じた。


部屋に置いてあるドリームマップには「緑に囲まれたログハウスに住みたい」と書いてある。
そう書いていながらも、夢の話だと思っていた。
そして、夢から覚めることはない、そう思っていた、ということに気づいた。
夢を見ていたかったのかもしれない。

夢から覚めよう。


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