花を飾る

たぶん一年くらい前から、ほぼ毎日花を飾るようになった。

散歩していると、庭先に無人販売をしてる農家さんがあるのに気づきそこのお宅は薔薇も栽培してるようで、これがまたびっくりする安さ。しかも直売なので新鮮で花持ちもいいし枯れても色がわりと綺麗に残って可愛いドライフラワーにもなる。薔薇がない季節はガーベラ。ガーベラもとても安い。

普通に花屋で買うとお花ってけして安くはないので何か特別な時に飾るもの…という感じだったけど、この軒先販売所に出会えてからは、ありがたいことに日常として花を飾れる日々の豊かさがもたらされた。

他にも散歩が日課になるまでは気づかなかったけど無農薬野菜を販売してるところとかもあって、散歩しながらふらりと立ち寄れる…のも、ありがたい。トマトだけの無人販売ロッカーとかもある。

これらの場所もまさに足で見つけたわたしにとってのパラダイス。

花があるっていいなと正直これまで人生でそこまで感じたことはなかったんだけど、

今は部屋で見るたびに癒されている。

特にバラから得られる癒しのエネルギーは精妙で心身に深く浸透してくるなと感じていたら、友人が翻訳してくれている「Essential Emotions」の記事に同じような意味合いのことが書いてあった。

真正であること、ひとつであると感じること、純粋である、といった本来ある状態に人を戻します。無条件の愛を感じ、それを受け入れられるように、心をやわらかくします。心が完全に開くと、愛の泉が魂を通って自由に流れだします。そうなると、人は慈しみと思いやりを感じられるようになります。慈愛は、自分と他者のために施されるものです。

バラをとにかく販売所にあれば必ず買って飾るというルーティンが始まったのはたぶん、

母が亡くなってからのことと記憶してる…昨年はとにかく激動だったので記憶も曖昧だけど、確かそんな頃だった。

いろいろ思い出して泣きながら夕食を作っている時も、キッチンに飾った花にどんなに慰められたか…。

しかし今は慰められている感覚よりも、さらに前向きな力を与えてもらっている気がする。

ハートを開き本来持つ力を発揮して自分と他者に貢献できるようになるように。

そんなエネルギーを感じて

今日も花を飾っている。