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未来の稼ぎ方 | 坂口孝則

宇野常寛が火曜日のキャスターを担当する番組「NewsX」(dTVチャンネル・ひかりTVチャンネル+にて放送中)の書き起こしをお届けします。10月23日に放送されたvol.8のテーマは「未来の稼ぎ方」。ゲストに坂口孝則さんを迎えて、高齢化問題や空き家問題など、今後20年の間に日本が向き合うことになる問題にいかに対処すべきかを議論しました。(構成:籔和馬)

NewsX vol.8
「未来の稼ぎ方」

2018年10月23日放送
ゲスト:坂口孝則(調達・購買コンサルタント)
アシスタント:加藤るみ(タレント)
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坂口孝則さんの過去の記事はこちら
3.11が発見した新しい消費者像――コンビニエンスストアの商品戦略と展開から(坂口孝則)

データから未来を予測する楽しさ

加藤 NewsX火曜日、今日のゲストは調達・購買コンサルタントの坂口孝則さんです。宇野さんと坂口さんはどういう経緯でお知り合いになられたんですか?

宇野 実は「スッキリ」で共演する直前に知り合っていて、三年前に出た「PLANETS vol.9」で、坂口さんに寄稿してもらったんですね。

加藤 「スッキリ」の前からお知り合いだったんですね。

坂口 そのあとに、たまたまテレビの話をしていたら、話の最後に宇野さんから「実は今度「スッキリ」のレギュラーコメンテーターになる」と告白されて、そこから番組自体は2年半ですから、合計3年ぐらいご一緒して、そのあとメルマガに寄稿することもあった。

宇野 メルマガとかにも書いてもらったし、あと僕がやっているインターネット生放送にも来てもらったりとか、ちょくちょく一緒に仕事をしています。

加藤 今日のトークのテーマは「未来の稼ぎ方」です。これは坂口さんが出したばかりの本のタイトルになっているんですよね。

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▲『未来の稼ぎ方

坂口 そうなんですよ。2019年から2038年までの20年間に1年に1つずつのトピックを挙げて、それぞれの年度でどういうことが起きるかをあくまでも統計とか事実をベースに書いていきました。コメンテーターとしての違いですけど、僕はデータを活用して、できるだけ杓子定規のことしか言わないように努めています。宇野さんってビジョナリーなところがあるでしょ。そこに対して、うまくバランスをとっていたつもりなんですけどね。だから、あくまでデータを重視したいわけですよ。
たとえば、「のんある気分」が目の前にあるんですけど、ノンアルコールで炭酸の組み合わせの飲料が一番伸びているんでんすよ。データを見るだけだったら誰でも語れるんですけど、その商品をどんな理由で買っているのかを見ていくとすごく面白かったりします。雰囲気的に飲みたいけど飲めないという理由が上位にくると思うんですけど、意外な理由もあって、飲料として安いからなんですよ。あるいは、ノンアルコール飲料は透明のものが売れているんですね。なんで、透明かつ炭酸が売れているかというと、アンケートとか見てみると、歯を汚くしたくない理由があるんですよ。

加藤 着色料とかですね。

坂口 だから、統計と同時に現場のヒアリングをしたら、面白いことがわかるんじゃないかなということで、僕はそろそろ40歳になるんですけど、60歳になるまでどういうことが起きていくのかを予想して書いたという内容です。

加藤 坂口さんの本『未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038』に出てくる、これから儲かる20の業界を表にしてみました。こちらは2019〜2028年までの表になります。2019年、セブンイレブンが沖縄進出。2024年、アフリカで富裕層が急増。2028年、世界人口が80億人を突破。

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宇野 早いですね。

坂口 最近まで60〜70億人といっていたのが、わずか10年で80億人を突破ですよ。

加藤 続いて左の表なんですが、2029年から2038年ですね。 2029年、中国が人口のピークを迎える。2032年、インドのGDPが日本を超える。2037年、トヨタ自動車が100周年。

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坂口 日本の代表的な製造業社が100周年ですから、エポックメイキングな年になると思いますね。

愛国心を持つ若者の増加、その実態から見えてくるものとは

加藤 この中から宇野さんにキーワードを選んでもらって、トークしてもらいたいと思います。

宇野 前半と後半で一つずつ選ぼうと思っていて、前半は「2026年 若者マーケティングのキーはSNSと愛国」について話したいですね。

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宇野常寛が編集長をつとめる〈PLANETS〉の公式noteです。政治からサブカルチャーまで、ざまざまな分野のスペシャリストが集まっています。独自の角度と既存メディアにはできない深度で、読むと世界の見え方が変わる記事を月に20本以上の記事を配信しています。