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國分功一郎×宇野常寛 特別対談「哲学の先生と未来の話をしよう」後編(毎週金曜配信「宇野常寛の対話と講義録」)

毎週金曜は「宇野常寛の対話と講義録」と題して、本誌編集長・宇野常寛本人による対談、インタビュー、講義録をお届けしていきます。
今回は、現在イギリスに留学している哲学者・國分功一郎さんとの対談の後編です。日本の論壇のインナーサークルへ向けた議論の限界、2015年に活性化した右派・左派のイデオロギー闘争をどう評価し、いかに未来につながげていくかを考えます。

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▼プロフィール
國分功一郎(こくぶん・こうちいろう)

1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。高崎経済大学経済学部准教授。専攻は哲学。著書に『暇と退屈の倫理学 増補新版』(太田出版)、『近代政治哲学』(ちくま新書)、『統治新論』(共著、太田出版)、『来るべき民主主義──小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題』(幻冬舎新書)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波書店)など。現在、英国キングストン大学に留学中。

◎構成:鈴木靖子

前編はこちらから。

■ 内輪向けの極論から現実主義を取り戻す

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8,122字

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