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今朝のメルマガは、書評家の三宅香帆さんによる連載「母と娘の物語」をお届けします。今回取り上げる作家は小説家・吉本ばななです。数々の印象的な「食」を描いてきた吉本ばななの諸作品を、現在連載中のエッセイと重ね合わせ、「母」と「食」をめぐる関係性を論じます。 三宅香帆 母と娘の物語 第三章 よしもとばなな──無自覚な娘 「どうして君とものを食うと、こんなにおいしいのかな。」 私は笑って、 「食欲と性欲が同時に満たされるからじゃない?」 と言った。