母と娘の物語

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山岸凉子──貞淑な娘|三宅香帆
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山岸凉子──貞淑な娘|三宅香帆

今朝のメルマガは、書評家の三宅香帆さんによる連載「母と娘の物語」をお届けします。今回は漫画家・山岸凉子が描いてきた少女像をめぐる考察です。1979年の短編「天人唐草」をはじめ、親によって「性」を抑圧されてきた少女像を描き、従来の少女漫画に真っ向から向き合ってきた山岸凉子。代表作『日出処の天子』、短編作品「鏡よ鏡…」では、性を抑圧する母親との関係性において「貞淑さ」に焦点を当てます。 三宅香帆 母と娘の物語 第2回 山岸凉子──貞淑な娘山岸凉子は日本の少女漫画史、というよりも

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萩尾望都──ゆるしたい娘|三宅香帆
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萩尾望都──ゆるしたい娘|三宅香帆

今朝のメルマガは、書評家の三宅香帆さんによる連載「母と娘の物語」をお届けします。いよいよ本編第1回に入る今回は、萩尾望都による3作品に焦点を当てます。母娘問題を描いた作品として代表的な『イグアナの娘』、母と娘の愛着を描いた『由良の門を』そして「弱い母」による呪いを描いた『残酷な神が支配する』。萩尾望都が「母の呪い」をどう描いてきたのかに迫ります。 三宅香帆 母と娘の物語 第1回 萩尾望都──ゆるしたい娘1.『イグアナの娘』と共有されるコンプレックス萩尾望都の「母と娘」の物語

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【新連載】 母と娘の物語 父殺しは簡単だが母殺しは難しい?|三宅香帆
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【新連載】 母と娘の物語 父殺しは簡単だが母殺しは難しい?|三宅香帆

今月から、書評家の三宅香帆さんによる新連載がスタートします。 国内のさまざまなフィクションで幾度も反復して描かれてきた「母」と「娘」の物語。しかしその膨大さとは裏腹に、これまでその物語に潜む本質を読み解こうとする行為は僅かでした。連載初回では、既存の「母娘問題」の議論をひもときつつ、これまで多くの物語で象徴的に論じられてきた「父殺し」との対比を通じて、「なぜ『母殺し』は難しいのか?」という問いを投げかけます。 三宅香帆 母と娘の物語 序章 父殺しは簡単だが母殺しは難し

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