宮藤官九郎(5) 木更津キャッツアイ(後編)「アトムの命題」とジャニーズ・アイドル | 成馬零一
ドラマ評論家の成馬零一さんが、90年代から00年代のテレビドラマを論じる『テレビドラマクロニクル(1995→2010)』。今回は、『木更津キャッツアイ』から宮藤官九郎の作家性を掘り下げます。本作の主人公・ぶっさんの〈死〉をめぐる物語は、生身のアイドルの有限性と相まって、〈終わらない日常〉と〈死なない身体〉への鋭い批評性を体現していました。
テレビドラマクロニクル1995→2010
宮藤官九郎(5) 木更津キャッツアイ(後編)「アトムの命題」とジャニーズ・アイドル 成馬零一【