宮藤官九郎(4)『木更津キャッツアイ』が描いた「地元」と「普通」 | 成馬零一
ドラマ評論家の成馬零一さんが、90年代から00年代のテレビドラマを論じる『テレビドラマクロニクル(1995→2010)』。宮藤官九郎編の第4回では、初期の代表作『木更津キャッツアイ』を取り上げます。「地元」と「普通」を主題にした本作は、一部の識者からバブル批判の文脈で称賛されます。しかし、そこで本当に描かれていたのは、均質化した郊外と「普通」すら困難になりつつある時代の訪れでした。
テレビドラマクロニクル(1995→2010)
宮藤官九郎(4)『木更津キャッツアイ』が描いた