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波紋を編む本屋

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出版不況の中、青山ブックセンターの快進撃を支える若き店長が、これからの書店文化について多角的に論じます。
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なぜ書店員として発信を始めようと思ったのか | 山下優

今日から、青山ブックセンター本店・店長の山下優さんによる新連載『波紋を編む本屋』が始まります。出版不況の中、青山ブックセンターの快進撃を支える若き店長が、これからの書店文化について多角的に論じます。 波紋を編む本屋 | 山下優 第1回 なぜ書店員として発信を始めようと思ったのか ▲青山ブックセンター本店・店長 山下優さん(撮影:森川亮太) はじめまして。青山ブックセンター本店、店長の山下です。「どうして書店員になったのですか」。よく訊かれるのですが、特別に本が大好きだっ

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想いがこめられた波紋、本があるかぎり、本屋として編み続けたい。| 山下優

青山ブックセンター本店・店長の山下優さんが綴る連載『波紋を編む本屋』。今回が最終回です。「出版不況」という言葉が飛び交うなか、書店がすべきこととはなにか。「本を作るということ」の原点に立ち返って、考えます。山下店長による魂の叫びです。 山下優 波紋を編む本屋 最終回 想いがこめられた波紋、本があるかぎり、本屋として編み続けたい。前回からだいぶ時間が空いてしまいました。突然ですが、今回が最終回です。 青山ブックセンターによる出版に至るまでのいきさつは、前回と小倉ヒラクさんの

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なぜ青山ブックセンター本店が出版するのか | 山下優

青山ブックセンター本店・店長の山下優さんが綴る連載『波紋を編む本屋』。今回は、ついに青山ブックセンター本店からの出版計画が語られます。山下さんが考える、「書店が出版社になること」の意義とは? 波紋を編む本屋 | 山下優 第4回 なぜ青山ブックセンター本店が出版するのか 前回の連載では、書店の棚を作るために、書店員がどう感度・アンテナを高く持つか、考えてみました。 今回のテーマは、出版についてです。はじめは、なぜ「書店」が出版するのかを考えていこうと思ったのですが、この連

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「売れた」本を取り揃えることが、書店にとって第一なのか | 山下優

青山ブックセンター本店・店長の山下優さんによる連載『波紋を編む本屋』。第3回となる今回は、書店の棚を作るかなめとして、感度の高い書店員であるためにはどんな方法がありえるのか、考えます。 波紋を編む本屋 | 山下優 第3回「売れた」本を取り揃えることが、書店にとって第一なのか 前回のこの連載では、書店は本の文化の一端を担っているといえるのかについて、考えました。今回は、書店員の感度の高さについて、考えていきたいと思います。 書店員は、どのように新刊の情報を得ているのか。基本

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書店は文化なのか | 山下優

青山ブックセンター本店・店長の山下優さんによる連載『波紋を編む本屋』。第2回では、書店が文化の一端を担うためにはどうしたらよいのか? 「人のつながり」という視点から考えます。 波紋を編む本屋 | 山下優 第2回 書店は文化なのか 撮影:森川亮太 街から書店が消えていくと惜しまれることが多いですが、その惜しまれ方には違和感を感じています。青山ブックセンター本店も2回ほど、閉店、倒産の憂き目にあっている。昨年、六本木店が閉店した際も、ウェブサイトの閲覧が多かったため、サーバ

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