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マタギドライヴ

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ユビキタス化した情報テクノロジーが世界を再魔術化していく原理を読み解いた初の単著『魔法の世紀』、その力がもうひとつの「自然」となって社会を変えていく未来像を描いた『デジタルネイチ…
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#マタギドライブ

終章 マタギドライヴたちが招く未来(前編)|落合陽一

メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、いよいよ最終章(前編)の公開です。 今世紀における情報社会の徹底によって、人間関係をも含むあらゆる事物が「最適化ゲーム」に巻き込まれるなか、新たな価値基準を生み出しうる「マタギ」の本質とは何か。「ノマドからマタギへ」というロードマップを示しながら論じます。 落合陽一 マタギドライヴ 終章 マタギドライヴたちが招く未来(前編)40年越しに蘇る「ステーショナリー・ノ

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第5章 現代社会に現れはじめたマタギたち ── デジタル狩猟文明がもたらす経済環境とライフスタイル|落合陽一

メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、第5章の公開です。 グローバルな社会環境を構築するプラットフォームの限界費用が限りなくゼロに近づくことで、かえってローカルな風土や文化の特質がデジタル環境に表出する「デジタル発酵」化が進行中の現在。その条件下で出現し始めているバーチャルな「マタギ」としての人々のライフスタイルのあり方と、その社会経済的な基盤に何が求められるのかを考えます。 落合陽一 マタギドライ

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第4章 変容するグローバルとローカル ──「デジタル発酵」化の進展|落合陽一

メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、第4章の公開です。 アメリカ発のグローバルプラットフォームの環境が世界を覆い尽くしていく中で、固有の地域性に即したヴァナキュラーな文化は、どのような条件で繁茂していくのか。「デジタル発酵」というキーワードから、現在進行形で発生中の新たなローカリティの可能性を、功罪両面を踏まえながら検討します。 落合陽一 マタギドライヴ 第4章 文変容するグローバルとローカル ──「デ

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第3章 文明の転換と新しい地政学の中で|落合陽一

メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、第3章の公開です。 人類を取り巻く環境がデジタルネイチャー化しつつある21世紀現在、私たちの社会生活を支える産業の構造や各文明圏のパワーバランスは、どのように変わってきているのか。情報プラットフォームをめぐる米中の対立や、第三極としてのヨーロッパの動向、そして日本の選択肢をめぐって、新たな地政学の台頭を素描します。 落合陽一 マタギドライヴ 第3章 文明の転換と新しい

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第2章 デジタルネイチャーとはいかなる意味で「自然」なのか|落合陽一

メディアアーティスト・工学者である落合陽一さんの新たなコンセプト「マタギドライヴ」をめぐる新著に向けた連載、いよいよ第2章の公開です。 ウイルス感染症という、人類がしばらく忘れていたタイプの自然の猛威が地球を覆っていった2020年を境に、デジタル環境は人間にとっての「新しい自然」としての浸食度をますます強めています。そうしたデジタルネイチャーの変化の行く先を、「人工生命」技術の進展や西洋と東洋の自然観の違いに立脚しながら展望します。 落合陽一 マタギドライヴ 第2章 

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