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マタギドライヴ

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ユビキタス化した情報テクノロジーが世界を再魔術化していく原理を読み解いた初の単著『魔法の世紀』、その力がもうひとつの「自然」となって社会を変えていく未来像を描いた『デジタルネイチ…
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#デジタルネイチャーと幸福な全体主義

インターネット時代の新帝国主義(後編) | 落合陽一

メディアアーティストにして研究者の落合陽一さんが、来るべきコンピュータに規定された社会とその思想的課題を描き出す『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』。〈物質〉と〈実質〉の境界が失われ、人間中心主義ではなくなっていく世界の中で、GoogleやFacebookに代表される新帝国主義に対抗する、オープンソース的な「穏やかな世界」の実現を考えます。(構成:長谷川リョー) インターネット時代の新帝国主義(前編)はこちら。 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第6回 イ

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インターネット時代の新帝国主義(前編) | 落合陽一

メディアアーティストにして研究者の落合陽一さんが、来るべきコンピュータに規定された社会とその思想的課題を描き出す『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』。今回は、〈物質〉と〈実質〉の境界を突き崩すデジタルネイチャーラボの研究、そしてGoogleとAppleによって成立した新しい帝国支配の核心に迫ります。(構成:長谷川リョー) 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第6回 インターネット時代の新帝国主義(前編) ヴァーチャル・リアリティに欠けている感覚を補完するこ

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機械の時間と最適化された世界(後編) | 落合陽一

メディアアーティストにして研究者の落合陽一さんが、来るべきコンピュータに規定された社会とその思想的課題を描き出す『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』。今回は、コンピュータによる全体最適化で多様性を失った人間は、いかにして強度を確保するのか。人間性を超越した機械による新しい統治の原理について考えます。(構成:長谷川リョー) 機械の時間と最適化された世界(前編)はこちら 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第5回 機械の時間と最適化された世界(後編) 人間の寿

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機械の時間と最適化された世界(前編) | 落合陽一

メディアアーティストにして研究者の落合陽一さんが、来るべきコンピュータに規定された社会とその思想的課題を描き出す『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』。第5回の前編となる今回は、全体最適化による全体主義は、なぜ〈幸福〉なのか。オープンソースの普及や、インターネットによる学習効率の向上がもたらす変化の先にある、新しい社会の形態を素描します。(構成:長谷川リョー) 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第5回 機械の時間と最適化された世界(前編) 多数決に依らない全

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オープンソースの倫理と資本主義の精神(後編) | 落合陽一

今朝のメルマガは落合陽一さんの『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』第4回の後編をお届けします。 オープンソースの思想は、資本主義と拮抗しながら、バイオやハードウェアなどの分野に拡大しつつあります。プロテスタンティズムに由来する資本の絶え間ない再投下の果てに、インターネットが辿り着いた「脱倫理」と「全体主義」という二つの思想について論じます。 ◎構成:長谷川リョー オープンソースの倫理と資本主義の精神(前編)はこちら 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第4回

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オープンソースの倫理と資本主義の精神(前編) | 落合陽一

今朝のメルマガは、落合陽一さんの『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』の第4回の前編をお届けします。「資本主義の精神」に駆動されているように見える現代のインターネット社会ですが、その根底ではまったく別の原理による思想が、着実にその影響力を強めています。マルクスの『資本論』とウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を援用しながら、現代を規定する新しい上部・下部構造について論じます。 ◎構成:長谷川リョー 落合陽一 「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第4

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デジタルネイチャー以後のサイバネティクス(後編) | 落合陽一

今朝は落合陽一さんの『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』第3回の後編をお届けします。「人」「機械」「物質」「場」のサイバネティクス的な探求は、多種多様な可能性としての選択肢=「オルタナティヴ」を生み出します。最適化されたモデルを指向する工業化社会とは真逆の、コミュニティと資本の力によって常に更新され続ける、新しい循環構造について論じます。 ◎構成:長谷川リョー デジタルネイチャー以後のサイバネティクス(前編)はこちら 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」

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デジタルネイチャー以後のサイバネティクス(前編) | 落合陽一

今朝は落合陽一さんの『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』の第3回の前編をお届けします。今回は、60年代にノーバート・ウィーナーが提唱した「サイバネティクス」の思想を、現代のテクノロジー環境に合わせながらアップデート。当時の研究者が予期できなかったインターネットによる大変革を踏まえながら、物質-実質・人間-機械の中間に生成される「新しい選択肢」=オルタナティヴについて論じます。 ◎構成:長谷川リョー 落合陽一「デジタルネイチャーと幸福な全体主義」 第3回

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デジタルネイチャー時代の『人間機械論』(後編) | 落合陽一

今朝は『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』第2回の後編をお届けします。今回は、ノーバート・ウィーナーの『人間機械論』をベースに構想するデジタルネイチャーの社会論です。単一のコンピュータが人間を支配するディストピア的な社会観を超えて、各人向けにカスタマイズされたコンピュータを仲介に集合知と繋がる、新しい社会構造の仕組みを考えます。 ◎構成:長谷川リョー デジタルネイチャー時代の『人間機械論』(前編)はこちら。 落合陽一『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』 第2回 デジタル

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デジタルネイチャー時代の『人間機械論』(前編) | 落合陽一

今朝のメルマガは落合陽一さんの『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』の第2回です。半世紀以上前、サイバネティクスの創始者ノーバート・ウィーナーによって発表された『人間機械論』を2016年の世界に読み替えながら、人間と機械の境界が融けた社会における文化・コミュニケーションを論じていきます。 ◎構成:長谷川リョー 落合陽一『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』 第2回 デジタルネイチャー時代の『人間機械論』(前編)「人間はモデリング可能な機械」と看破したノーバート・ウィーナー第

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人間性の脱構築と7つの仮想未来 | 落合陽一

今朝より落合陽一さんの新連載『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』がスタートします。近代以降、人間を人間たらしめると信じられてきた「知性」さえも、私たちは今コンピュータに移譲しようとしている。機械によって自己言及的に規定され続けてきた人間性の歴史を辿った上で、最新テクノロジーから予測される未来社会の思想的課題を描写します。 ◎構成:長谷川リョー 落合陽一『デジタルネイチャーと幸福な全体主義』 第1回 人間性の脱構築と7つの仮想未来 ネットワークという<巣>に棲みついた人間

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