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【コラム】新年度トラップ

新年度を迎え、そろそろ半月。
この年度の切り替えという節目は実は1つの鬼門が潜んでいます。
そうです、「組織の配置換え」のシーズンです。

いまいちピンときていない方もいるかと思いますが、
例えば今工事中の案件の会社の代表取締役が変わったら、各種申請手続きの申請者名がすべて変わります。確認申請、開発許可にはじまり、中高層のお知らせ看板の表示まですべて変えなければなりません。ちなみに私はこの半月ですでに3件の変更対応をしています。

しかし、昨今の「押印見直し」により捺印が必要な書類も相当数減ってきています。建築主の変更届や施工者届等の手続きも電子申請にて完結できる指定確認検査機関も増えてきておりますで、便利な時代になってきたなと感じます。

あと「組織の配置換え」で最も注意して頂きたいのでが、「役所等の部署代え」です。今まで足繁く通い、構築してきた信頼関係や協議してきた内容もスタートラインに戻されてしまいます。協議内容はある程度引き継がれているものの、やはりニュアンスまでは伝わっていないので、心持ちは0スタートです。これはとてもショックです。

何でこんなこと書き出したかというと、まさに本日この事態に直面しました。一年間協議していた内容であとは決裁だけというところで、4月人事で担当されてしまった方が異動になってしまい、後任の方にはあまり引き継がれておらず。やはり人が異なるということは、気になるポイントも異なるということで今まで話題になっていない指摘を受けるという事態。
手書きで全てをこなすということを体験してきました。

しみじみ、3月末で終わらせておけばよかったなということをお伝えしたく、書き連ねております。

皆様もくれぐれも年度をまたぐ場合はご注意を。

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さくら


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