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日本一周の装備 三種の神器

日本一周をやりたい、もしくはちょっと興味があるという人のために
これを選べば間違いない!という装備について書こうと思う。
特に徒歩で日本一周する人にとっては大いに役に立つはずだ。

日本一周をするにおいて、避けて通れないのが野宿。
「野宿をしない」という旅はまず難しい。

そして野宿に必要なモノはテントシュラフ(寝袋)マット

これはいわばRPGゲームにおける防具のようなもの。
今回はその3つについて、具体的にどの商品を買うべきかを書いていこう。

1、装備にお金をかけるべきはシュラフ(寝袋)


ゲームにおける防具と言ったが、その中で一番重要な
「鎧」に該当するのがシュラフだ。
実はシュラフさえしっかりしていればなんとかなる。

むしろシュラフにお金をかけられないなら、もう少し貯金してからの方が良い。恥ずかしい話だが、私は北海道を旅行するというのに

ドンキホーテで買った980円の寝袋で、北海道は帯広の清水町で凍えながら夜を過ごし、冬に入り始める10月には寒さで死にかけた事がある。

あの時は原付50ccでなんとか昼間に峠を越えたが、自転車だったら山中で凍死していたかも知れない。

ちなみに今使用しているのはモンベルのスパイラルホロウという商品だが、
今は名前が「バロウバッグ」になっている様子。


これが本州の冬の寒さにも負ける悲しさ。足が冷たくて眠れやしない。
じゃけんシュラフにはお金をかけましょうね~。

そしてシュラフに関する色んな情報を集めた結果、軽くて暖かくて、何より安く買えるシュラフを見つける事が出来た。

寝袋 シュラフ タケモ(Takemo) スリーピングバッグ 5 ストリージバッグ付 [最低使用温度 -6度]

タケモという新進気鋭のメーカーで、イスカというシュラフメーカーから独立して「良い品質をより安く」というポリシーの元に販売されてるんで、やはり安い。

タケモのホームページはこちら

以前見た時よりもちょっと値上がりした?それでも安い。

-15℃まで耐えるモノもあるが、今季は販売終了。

説明の順番が前後したが、シュラフには化学繊維とダウンの2種類がある。
ザックリとまとめると、
化学繊維は「安い・重い・水に強い
ダウンは「高い・軽い・水に弱い

ダウンシュラフはテントの結露や浸水にやられると全く効力を発揮しなくなる。そこで「シュラフカバー」というものを被せて使用する。
これがあれば水をはじいてくれるのだ。

イスカ(ISUKA) ゴアテックスシュラフカバーウルトラライト ワイド ネイビーブルー 200821

このシュラフカバーにはゴアテックス素材が使用されており、透湿防水機能がある。また、そのゴアテックスを表と裏の生地が挟み込むように縫製されている(3レイヤー)。
2レイヤーではそのうちにゴアテックスが剥き出しのために擦り切れてしまうので、ケチらずに3レイヤーを使用しよう。

ここまでで気づいたかも知れないが、シュラフとシュラフカバーをセットで使用するので、合計で55000円の見積もりとなる。高いとは思うが、ここでケチっていると相当要らない苦労を背負うことになる。
毎晩寒くて目が冷め、足元がキンキンに冷えて眠れないという日々を過ごすことになる。厚手の靴下を履いても無駄だ。
冬の冷気をナメてはいけない。
それにあんな苦しい思いをする必要は無い・・・

2、テントは風と虫を防げれば実は安くても平気

テント選びにおいて重要な事は、設営のしやすさと夜の快適さだ。
それを押さえつつ、安価で使いやすいテントを選ぶと良い。

私のおすすめはバンドックのソロツーリングドーム。

BUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08 収納ケース付 ツーリング キャンプテント コンパクト収納【1人用】

はっきり言って、1万円未満の価格でこの品質はかなり良い。
ちょっとやそっとの風では壊れないし、ほとんどの場合にペグを必要としない。よほど風の強い時以外は、自分が入ってしまえば飛ばされる事はない。
雨の心配が無い場合には外側のフライを外せば蚊帳のように使用する事が出来る。
最大の利点はコンパクトに設営出来るという点だ。

日本一周においてコンパクトさは必要不可欠と言っても良い。
なるべく目立たない場所に設置する方が、夜に設営して朝早くに撤収してその場を去るのもスムーズだ。

あえて公園のど真ん中に設営するというのも逆に怪しまれずに済むかも知れないが、それだと変な輩がテントを蹴破ろうとされる事もごく稀にある。
毎回戦ってもいられないので、極力そういった人間に見つからない事が一番だ。

このテントも一応改良すべき点は存在する。
それはテント両端のベンチレーション(通気口)がすぐに塞がってしまうことだ。開閉式になっていて、マジックテープがくっついているため、
ちょっと風が当たるとマジックテープにくっついたまま開かなくなる。
そうすると風が循環せずに結露を起こしやすくなる。

もしお金のある人ならこちらをおすすめする。

アライテント(アライテント) アライテント ARAI TENT エアライズ 1 オレンジ キャンプ用品 テント (Men's、Lady's)

建てやすい、ベンチレーションがキッチリしている。そして何より軽い。
しかも、このテントは入り口がしっかり大きく作られていて、斜めになっているぶん入りやすい。この足を踏み入れるスペースが多いか少ないかで使用感が変わる。
入りにくい、出にくいというのは利便性に大きく関わってくる。
なぜなら、大抵の場合には朝すぐトイレに行きたくなるからだ。その時にもたもたしているとそれ自体がストレスになってしまう。
まずは安いテントを試し、その利便性を体験してからグレードアップするのも良いかも知れない。

3、マットは一択

マットなんてどれも同じと思ってはいないだろうか。
ぜひとも冬の野宿を体験して欲しい。マットによって地面からの冷却をカット出来るかどうか、果ては眠れるか否かが決まるのだ。

そう、マットの役割とは寝心地もあるのだが、主に地面からの冷気を遮断する役割が大きい。
その点で言えば、ダンボールはかなり理に適った作りをしている。
しかし、ダンボールをずっと持ち歩くわけにも行かないので、私たちはしっかりとしたマットを選ぼう。

早速だが、この見出しの通り、マットは一択。それがこれだ。

THERMAREST(サーマレスト) マット・リッジレスト(ソーライト)

表面にアルミ蒸着加工が施されているため、人体が発する赤外線を反射して戻し、熱を逃がさない効果がある。そのため、暖かさがアップ。
安上がりの工夫としてはシュラフの周りをアルミシートでくるんで寝るという方法もあるけど、クリップで留めたり外れたり面倒くさい。

デメリットは・・・かさばる事くらいかな。
それと価格以外にデメリットが見当たらない。非常に良い商品。
かさばっても重さは大して無いので、どうとでもなる。

インフレータブルマットについて一応書いておくと、インフレータブルマットとは空気が自動的に入るマットで、冷気の遮断効果は抜群だ。寝心地も良い。

残念だが、はっきり言って使用しない。
だんだん使うのが億劫になってしまうのだ。
最初のうちは使用していたが、空気を抜く作業がとてもしんどい。
おまけに枕の部分はただの空気枕でスポンジが入ってないのでイマイチだった。
1.5kgある上に、収納時でもストレッチポール位の大きさになるので、軽量化する際に300円で売り払ってしまった。


この3つの装備だけでも、色々模索する必要があるのだ。特に徒歩で日本一周に合った装備を模索するというのは、なかなか難しい。

軽さは武器だが、その軽さがそのまま高値に直結する事もある。
もし、貴方が徒歩で日本一周をしようというなら、この情報が大いに役に立つはずだ。

次回はその他の装備について書こうと思う。
それではまた。

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