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【LIFESPAN老いなき世界】要約解説!いったいどんな本?!

さて!久々の要約解説!

今回は【LIFESPAN老いなき世界】です!

本屋さんで一度は見て、立ち読みしてみたものの、冒頭読めるところだけ読み進んでみてもなんだか難しい所で終わって、なんだか分からない!なんて感じのイメージではないでしょうか?

大事な物語はその先に有るのです!という事で、4段階に分けて要約解説したいと思います!

1、老化はプログラムされていない

なんと言っても最初のここがいきなり、この本の難所と言っても過言では有りません。生命の生い立ち、進化。自己修復と複製の活動。

サバイバル回路、サーチェイン、エピ・ゲノム聞いたこともない単語が飛び交いそれぞれを丁寧に解説しつつ、老化とはどういうものかを実験内容を通して詳しく解説しています。

しかし、ここで大事なことは

進化からもDNAからも考えても、老化するシステムは存在しない

という事です。あるのは増殖と修復。老化とは複製のエラーという事です。

2、長寿の鍵の数々

だから複製のエラーが老化なんでしょ?しょうがないんでしょ?と言う事ではないのです。ここで鍵になるのが自己修復のオートファージ、自己修復の材料を壊れた細胞でDIYして再利用し正しく機能する細胞ブロックとして使う!システムは太古の昔から組み込まれている!

という事なのです。

では、それを誘発するためには?そして、長生きの秘訣と鍵は??

(1)適度な運動と低カロリー

今ではよく聞きますね、健康の基本、体に低カロリーにし適度なストレスを与えることでオートファージスイッチを入れる方法です。

(2)NMNの摂取

これは、少し前にイケハヤさんが売り出していたサプリもNMNでした。多数の方そして、この本にも書いてある通り、100%若返るという臨床結果は得られていない様子です。

ただ。作者のお父さんがそれを摂取し、活力のある老後を過ごしていると書かれています。

(3)医療の進歩

かなり目まぐるしい速さで進歩しています。僕ら1980年代の人間から見ると幼少期親戚が癌になったと聞いたら死んだ。。。それが当然の当たり前の認識でした。

しかし今や、癌は早期発見で治せるという事が常識になっています。癌=死がいつの間にか消え去り、他にも多様な病気が治療可能になっています。

(4)ips細胞、クローン

クローンって、、、いやいや、自分をもう一人作って脳を移植でもするの?それとも破損した部分のスペア?

そういう使い方も有るでしょう。しかし、この実験で一番大事なことは

「老化した細胞からでも、健全で若い肉体が再生される」という事なのです。老化した体の中に健全な設計図が保管されている。

アクセスして設計図通り展開すればリセット修復可能なのです。実験では修復不可能細胞の修復をこの方法で修復させた実験が載っています。

(5)センサーを付けることで体調監視

センサーで異常監視、異常があれば病院へ報告。加えて、それぞれのセンサーのネットワークで、パンデミックの予防も考えられています。

(6)細胞3Dプリンタ

破損したパーツの修復の一つの方法として3Dプリンタも挙げられていました。

3、長寿になれば万事OK?

長寿になると世界で考えなければならない事が幾つかでてきます。

(1)長期権力者君臨による発展の停滞

世界は循環しながら発展してきました。しかし、特定の権力者が君臨する国や政治がうまく発展していくのか。考えないといけません。

(2)地球の生態系

人口が多くなる、人工物が多くなる、人用の生態系と言う自然の異常事態。それらをどうとらえるか。例えばすでに人類が生まれてからの農作物を作るという、いわばそれを偏った生体系とするなら、それは今更ではないかと言う考えもある。

(3)今までの平均寿命で考えてはいけない社会システム

特に社会保障制度、年金、退職の年齢。それらの見直すことが必要

(4)権力者のみの長寿にならないか

その長寿治療や制度を権力者や富裕層のみの特権となり、貧富の差が大きくならないか。平等な医療保障が必要。

上記4点が長寿世界で考えねばならない事ですが、

一番最初に考えるべき事

それは、長寿により、自分の次の世代、次の次の世代に自分が出会えるのです。

地球を引き継いでいくのです。それを肌で実感できると思いますしそれは想像する事ができます。

環境を守りながら地球を次の世代に引き継ぐ。それが最優先に考えるべきことだし、想像する事です。

4、作者が努力している事

皆が皆長生きしたいと思う必要はないし、それは個人個人で選択する問題です。

しかし、作者は長寿のために何をしているか?と言う質問が多いので、回答してくれています。

僕らでも出来そうな事

低カロリーの食生活、適度な運動。精神的ストレスは出来るだけ排除。低めの気温高めの気温に身を置き褐色細胞を活性化させる。炭水化物を出来るだけ取らない。

ちょっと難しそうな事

バイオマーカーで自己管理。自分の体調のいいパラメータを記録しておき、自分に付けているセンサーの日々確認。記録していたパラメータから逸脱したとき、食事を控えたり、運動したり、細かな軌道修正をする。

NMNの摂取。

まとめ。。。

以上がこの本の要点となっています。

如何だったでしょうか。僕はこの本を読み終えて、一貫した作者の思いを感じました。それは

未来に希望を持っている

自分の家族の未来を見たい、過ごしたい、景色を見たい、おいしいものを食べたい。そんな思いが長生きするための努力の活力になっているようです。

この本に興味を持った方も、きっと未来に希望を持っているからこそだと思います。実際に手に取って読んでいただき、自分の興味のある分野、内容を深掘りし是非、更に未来に希望を持っていただければと思います。


※ちなみにNMNは日本でも販売されています。



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