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学校づくりの探究ノート

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#アクティブラーニング

教師と生徒という二元論をどう超えるか、ランシエールの『無知の教師』から考えてみた。

今年度は毎週高校に通うことで、NPOという構造的な外部性や介在的な性質のなかでの<課題解決>との向き合い方について、もやもやと考えてきた。問いの起点は、生徒たちの名前がなかなか覚えられないこと、同時に生徒たちから自分自身への関心も薄かったという壁だ。授業が終わると気を張っているのか、どっと疲れる自分がいた。 それは、これまで一日限りの出張授業を届ける機会も多かったため、たった一度の時間のなかで生徒たちの状況を把握・判断し、できる限りいい時間を届けたいと思うゆえ、「相手を変えた