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#011 産後:入院記録①

〈入院3日目、生後1日目〉
・朝一で赤ちゃんが部屋に連れて来られる。出産時よりもむくみが取れて小さくなっていた。少しだけ抱っこして、すぐに新生児室内に戻る。
・朝食後、医師の検診を受ける。問題無し。おしっこの管が外され、行動制限がなくなる。シャワーは翌日の検診の結果を見て。
・出産後初トイレ。ウォシュレットを使うよう言われるが、勢いが強くて切開部が痛くて、独断で持参していたおしりセレブを使う。
・昼食後、新生児室から呼び出し。おむつの替え方と授乳方法を教わる。無事に初乳をあげることができた。そのまま部屋に赤ちゃんを連れて帰る。
・午後いっぱい赤ちゃんと一緒に過ごすがほぼ眠っている。目を開けることがほとんどない。開けても視点があわない。2回ほど小さく泣いたので、おっぱいをあげようとするが呑まずにすぐに寝る。そんなに眠いのか。
・初めてのおやつタイムに感動する。デカフェが身体に沁みる。
・夕飯後、夫が面会にくる。面会中も赤ちゃんはずっと寝ている。夫を見送るついでに授乳室に赤ちゃんを連れて行き、おっぱいをあげようとするも飲まない。ひたすら眠っている。そのまま赤ちゃんを預かってもらい、夜は母子別室。

結婚して暫くしたら子供ができるのが当たり前だと思っていて、ずっと子供がほしくてなかなかできなくて、流産・不妊治療を経てやっと産まれた赤ちゃん。
実際に産まれてみると、感動とは程遠く、感じたのは無事に産み落とせたことへの安堵感と出産の痛みからの解放感。
一日経っても母性みなぎりただ単純に可愛いと思えることができず、なんだこの小さい生き物はと扱いに戸惑う。ただ、ふにゃふにゃ泣いている姿は可愛い。
私はいつから母親になれるのだろうか。子供と初対面して感動するには、道のりが長過ぎたのだろうか。

〈入院4日目、生後2日目〉
・なかなか寝付けなかったけれど、連続して6時間くらい寝ることができた。
・朝食前に新生児室にいき、母乳をあげる。一生懸命に飲んでくれた。ゲップはでなかった。朝食は久しぶりの洋食。パンうめぇ。
・朝食後に医師の診療。入院してから便秘のため、薬を処方してもらえることになる。
・10時過ぎに鉄剤の注射をし、新生児室に授乳をしに行く。寝ながらもしっかり飲んでくれる。
・昼食後、シャワーの許可がおりたので産後初シャワー。すっきりする。お股縫ったところが少し痛み、怖くて石鹸で洗えない。
・14時に新生児室にいきおむつ交換と授乳。左右10分ずつしっかり飲んでくれる。一回の授乳で20g飲むことができ、生後2日目で上出来とほめられる。そのままお子も部屋に戻り母子同室となる。夜も同室予定。
・夕方前、ちょうど授乳中に夫が面会に来る。有休をとって部屋のレイアウトを赤ちゃん仕様に変えてくれていた。有難い。飲んだおっぱいをほとんど吐き戻してしまい、着替える。
・部屋に戻った後も泣いているので、片乳分だけミルクをあげると寝てくれた。ゲップも成功。
・初めての夜通し母子同室。1時間半おきに泣いて起きる→おむつ交換しておっぱいあげるのルーティン。せめて3時間おきくらいにしてほしい。ウトウトしながら授乳してた。5時過ぎ、授乳後も大泣きしてどうすればよいかわからなくなり、新生児室で朝まで預かってもらうことになる。朝まで爆睡。

ガッツ石松に似てきて、外見としては可愛く思えなくなってしまった。ただ、一生懸命に眠りながらもおっぱいに吸い付く姿に加護欲がわく。

〈入院5日目、生後3日目〉
・午前中は赤ちゃんを新生児室に預けて、身体を休めることに。
・血液検査、尿検査、体重測定があった。血液検査の結果、貧血で数値が悪かったため、退院まで鉄剤注射が継続になった。体重は妊娠前から出産するまで10kg増えたが、5kg強減っていた。
・朝の授乳でラグビーボール抱きを教わる。赤ちゃんは下顎の力が強いらしく、色んな角度から吸ってもらうとおっぱいにも良くて、横抱きとラグビーボール抱きを混ぜるとよいと教わる。
・赤ちゃんがあまりゲップが上手くできず、吐き戻すことが多いので、肛門刺激の方法を教わる。うんちを出したくても出なさそうなときに、馬油かワセリンを塗ったベビー綿棒を肛門に入れてガス抜きさせてあげるやり方。(ゲップができないとお腹に空気がたまってしまう。お腹に空気が溜まっているかは、お腹を触って確認するとよい。)
・義母が面会にくる。ケーキをたくさん買ってきてくれた。病院が出してくれる15時のおやつ以外で久しぶりに甘いものを食べた。
・2日目の夜通し母子同室。1日目は1時間〜1時間半おきに起きていたが、2日目は2時間ちょっと連続で寝てくれるようになった。小間切れ睡眠に少し慣れてきたが、3時間くらい連続で寝てくれるようになると楽そうだ。赤ちゃんは夜行性らしく、夜中に目をパチパチさせている。少し目が合うようになった。

今日もお顔はガッツさん。

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