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窓用エアコンを交換した

10年以上使ってきたコイズミの窓用エアコンが一昨年あたりから凄い騒音が出るわ、リモコンが壊れて温度調節ができなくなるわ(汎用リモコンも使えない)、物凄く暑くなるとオーバーヒートするみたいにいきなり止まるわで、さすがに今年はどうしようかと思っていた。

暑い日にいきなり運転休止するのも困るが、うるさいのも困る。ここ数年は夏のあいだまったくオーディオが使えなかった。無意味になるのである。その騒音たるや一体何デシベルなのかというくらいで、またその音響が「ギョウセイカイカク、ギョウセイカイカク」という音に聞こえてけたたましいのに辟易していた。

そんな話を行きつけの隠れ家カフェでボヤいていたら、店主氏から「使っていない窓用エアコンがあるよ。良かったら譲るよ」とありがたいお言葉。

サイズが合うかどうかわからないので、まずは枠だけ持って行って当てがってみたら?ということで、早速枠を借りてきた。標準的なサイズの窓だからたぶん大丈夫だろうと思ったが、試してみるほうが確実だ。

枠を見たら、樹脂系の部品もまだ傷んでいない。これは本体の程度が良いらしいのもすぐに分かった。数年しか使用していないらしい。うちの10年選手とはえらい違いなのだ。

枠を当てがう前に、まず古いエアコン本体を外さねばならぬ。10年以上前に買ったコイズミ製のエアコンの取説はすでにどこかへ行ってしまったが、同じ型のヤマゼン製のものを隣の部屋で使っており、この取説を参照した。

しかし、取り付け方は書いてあっても、取り外し方は書かれていない。やれやれ、上部はどうやってはずせばいいんだと考えた。エアコン本体の上に何か紙切れが貼ってあるが、下からじゃ見えない。

試行錯誤しているうちに、レバーをずらせば外れるということがわかり、あとは非力な自分で持ち上げられるかどうかが心配なだけ。よいしょってことでなんとかなった。そんでもって床に置いたエアコンの上にある紙切れを見れば、ごていねいに「本体の外し方」とある。やられた。

本体を外した枠が残り、今度は枠を外す。すると枠をサッシに取り付けるためのL型金具が上部と下部に残った。これはできればそのまま使えれば楽である。しかしエアコンの型式が違うのは承知している。枠などの取り付け部品とともにリモコンも預かっていて、これに「コロナ」と記されていたからだ。

L型金具は大同小異だろうから、木ねじで固定されているものが再利用できるのではないかと思い、そこにコロナのほうの枠を当てがってみた。なんとか嵌るようだ。で、コロナのほうの簡易取説(ネットに出ていた)を参照して、枠の固定を試みる。

しかしどうも上部がわずかに傾いて固定される傾向にある。これはちょっと変だなと思いつつも、1日めはそこで作業終了。2日めにやっぱりこりゃ気になるわ、ということで脚立を用意して当該部分にライトを当てて調べると、専用のL型金具ではないために、木ねじの頭が枠に干渉しているのであった。

こりゃダメだ、ということで、上部のL型金具はコロナ用のものに交換することにした。ドライバーを上向きに使わなければならないので、外すのもひと苦労だ。インパクト・ドライバーがあればなあ、と思った。

コロナ用のL型金具は木ねじ3点止め。2点止めのコイズミ用の4mm×20くらいのねじはそのまま流用できるが、1本足りない。ビス類のストックを調べてみたが、同じサイズのものがないので、仕方なく近所のホームセンターに向かう。適正サイズを見つけてお買い上げ。

そのついでに金曜日にアルミのスキレットを買ったコーナーを覗いてみれば、私が買って在庫残り1個となった19cmのアルミスキレットは完売していた。最近スキレットを使う人が急速に増えているらしい(^^)。

家に戻って、L型金具を木ねじで固定。3点だからまあ大丈夫だろう。木ねじには緩みどめのためにボンドを付けた。しかるのちに再度枠の取り付けを試みる。今度は上部も歪ませないで取り付けることができた。

ここまでやったところで一段落し、昼食と入浴。あとは本体の取り付けだということで、車を走らせ、隠れ家カフェに向かう。「枠は無事取り付きました」とご報告。本体の取り付けは手伝ってくださるとのお話だったのだが、コイズミ製のものは自分で持ち上げることができたので、大丈夫だろうと思い、それには及びませぬ、よろしければ今日持って帰りたいのですがと言って、快諾を得た。

さてそれから家に戻り、非力ながらなんとか2階まで本体を運んで、枠に取り付けようとしたところ、上部にあるビス穴がうまく合わない。何回か試行したが、どうにもうまくいかないので、ちょっと困った。かみさんにも手伝ってもらって、ビスで強引に取り付けることはできるが、なんか違う。

いったん外して様子を見たら、どうも枠側にあるビス穴の隣に金具があり、そこに本体側の樹脂を嵌め込むらしいということがわかった。しかしどうやって嵌め込むのだ、上下に入れることは困難だし、はて? 見ているうちに、樹脂の側を押して歪めて入れるらしいことがわかり、試したら一発。

ここで安堵のため息であった。ビスは金具の固定をサポートする役割だったのだ。かくしてコロナ製窓用エアコンの装着は完了した。早速運転である。
感激するくらい静かだ。

今までの騒音に比べると、扇風機ぐらいの音しか感じない。スバル360の2ストローク2気筒エンジンから、近年のスバルの軽自動車用の4気筒エンジンに乗り換えたみたいである。

というわけで、10年あまり使用した窓用エアコンは、稼働数年のほとんど新品ぐらいの製品に入れ替わったのであった。これもすべて隠れ家カフェの店主氏のおかげである。ありがたいこと、このうえない。もうこれで、「ギョウセイカイカク、ギョウセイカイカク」と叫び続ける古物エアコンに付き合わなくてもいいのだ。

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