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ある水族館の閉鎖

市内にある東海大学海洋科学博物館(東海大学海洋学部博物館とも言われる)が、来年2023年の3月で有料公開を終了するらしい。

博物館の機能は残るようだが、その後はもっぱら研究目的の施設として使われるとか報道されていた。寂しい。

代替の施設が港の中心部にできるということも伝えられているものの、倉庫や港湾施設の一角に水族館があるというのもあまりピンとこない。自然の砂嘴の先端付近にあったからこその海洋科学博物館であったのだ。

半世紀ぐらい前にできた当初は、東洋一の大型水槽という触れ込みで、実際、深い大型の水槽には迫力があった。

物事は変化するのだ。そのうちにあちこちに大きな水族館ができて、海洋科学博物館も以前ほどの存在感はなくなってきた。

施設も老朽化しているとかで、有料公開終了もまあ仕方なかろうと思うのだが、近年とみに寂れている三保半島の先端部はこれでますます衰退するのかといささか気の毒に思えてならないのである。


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