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野外用火器の話

火器といっても弾が飛び出すような物騒なものじゃない。野外で使う携帯コンロ、いわゆるシングルバーナーやシングルストーブと呼ばれるようなもののことだ。

きょうは半日、そういうもののことを考え、メーカーのサイトを見たり、YouTubeでのインプレッションを見たりして過ごしてしまった。

うちにはすでに相当数のアイテムがあるのであるが、使い分けをしているので、まだいくつか欲しいものがあるのであった。

キャンプや車中泊は小型のキャンピングカーで行くので、その場合に必要な基本的なものはすでに積んである。調理器具や食器となるコッヘルの類も常備してあって、いちいち出掛ける度に積み下ろしすることはしないし、食器類も出先から帰る前に洗って収納するようにしている。キャンピングカーでは、入手の容易なカセットガス(CB缶)を主に使用していて、ランタンも同様だ。ただ、たまにキャンプ好きの仲間と数日合流するときなどは、風流なホワイトガソリンのストーブやランタンを持参することもある。その場合は積み込みと積み下ろしを行う。

自転車で出掛けて何かあったかいものを飲んだり食べたりするときは、特に軽量でかさばらない道具が必要なので、アウトドア缶(OD缶)用のシングルストーブ(バーナー)を使う。コッヘルも小型のものだ。1人分のインスタントラーメンならぎりぎり作れるくらいのコッヘルの中に、110サイズのガス缶と折り畳んだストーブが収まるようになっている。

最近ときどきやるようになったのは、鳥見などに出掛けがてら、ふだん足で乗っている軽乗用車のテールゲート(荷台)でランチなどを作ることだ。お湯を入れるだけで出来上がるカレーメシとかカップラーメンとかを作ったり、家の中でも使っているメスキットのフライパンを持ち出してマルシンハンバーグを焼いたりしている。このときに使う火器で新しいものが欲しくなったのだ。

自転車用のシングルストーブ(画像のもの)を今まで使っていたが、小型軽量なものなのでゴトクが小さく、大きめのケトルを乗せるのにも倒れないように気を使う。基本的にテールゲートランチではかみさんと二人で食べるから、ケトルも1.3ℓ用のものを使用する。そうしないと、カップ焼きそば(だいたい450mlくらいのお湯が必要)2名分のお湯が沸かせないのだ。これはまた別の記事で書くと思うが、「ごはんの炊ける袋」を使って簡易的に炊飯する場合でも、大き目のコッヘルが必要になるのである。まあ、そういうことをああでもないこうでもないと考えていることが愉しいのでもあるが。

検討中のシングルストーブに求める基本的要件は以下のようなことである。
●燃料はOD缶(低温時にも使えるように)
●使用状態での専有面積が大きくないこと(CB缶はスペースを食う)
●ゴトクが大きめであること(最低120mmの径が必要)
●できるだけ重心が低いこと(分離型も検討中)
●できれば厳冬期も使えるような耐寒性があること(0℃程度)
てなところか。

以前には欲しいモノがいくらでもあったが、最近は鳥見用の新しい双眼鏡とか、アウトドア用道具の一部くらいのものだ。テントは今のところ必要としないので欲しくないし、近年流行りのロースタイルなキャンプ用品にもあまり興味はない。限られた道具で愉しくやれればそれでいいのである。


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