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フライでバスを釣っていた

FF(フライフィッシング)を少々やる。

この遊びのフィールドの大半は川や渓流なのだが、私は湖や池でやる。

始めてから、かれこれ30年以上経つ。

対象魚はラージマウス・バスだ。いわゆるブラックバスと呼ばれる魚。

フライ(毛鉤)は自分で巻く。私の場合は対象魚が比較的大きいからフライのサイズも大きく、巻くのは比較的楽だ。

私が巻くのは陸生昆虫や小魚を模したもの。精密さにはほど遠いが、バスを誘うには充分に用を足す。

1990年頃に最も熱中していて、50キロばかり離れた湖に年間50回以上通っていたし、真冬にロッドのガイドが凍り付くような日にも釣行したことがある。

しかし、自転車を再開した頃からはあまりやらなくなってしまった。世の中からバス・フィッシングが目の仇にされるようになってきたこともあったかもしれない。

所帯も持ったし、早朝の時間から行動するのも億劫になっていた。

再開したのは、車中泊をするようになって、フィールドに楽に朝イチで入れるようになったからだ。

フライフィッシングではどこでやるか、湖か渓流かで道具も異なるし、対象魚によってもあれこれと異なる。

ヤマメやニジマスなど、冷水系の魚を対象にしたコールドウォーター・フライフィッシングが最も一般的で、バスなどを相手にするのはウォームウォーター・フライフィッシングとされる。

後者の場合でも、比較的澄んだ水の湖沼で遊ぶことは充分に可能なので、私はできるだけそういうフィールドを選んでいる。

水面に落としたフライをそっと動かしていると、水が炸裂してバスがフライを加えこむ。それに合わせてロッドを立てれば、魚の重みがロッドに乗ってくる。この瞬間ほど忘我の気分になることはない。


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