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スロットカー遊びの名残り

2009年から数年間のあいだ、仕事場の8.5畳ほどのスペースに、延長15.8mくらいの2レーンのスロットカーコースを固定で設置していたことがあった。

規格は1/32。最近(といってももう10年以上前の話だが)人気のあるスケールであって、車は完成品で用意されているので、1/24のようにプラモデルから作る必要もない。小さいので車体も頑丈である。

1/32スケールのスロットカーでは、多くの場合、車体にはマグネットが装備されていて、これが通電部分のスロットを形成する金属に吸引力を発揮するために、車がスロットから外れにくくなっている。

しかし、一方ではいたずらに車の挙動限界が上がり、また見た目にも走行のリアル感が失われるので、われわれはわざとマグネットを外す「ノーマグネット」仕様にして遊んでいた。

「ノーマグネット」仕様だと、ブレーキングとアクセルオンの両方で車をドリフトさせることができるので、特にラリーカーにはその挙動がリアルに感じられて無茶苦茶面白いのだ。

発売されている車もよく出来ていて、一部のメーカーではヘッドライトとテールライトが点灯し、時代考証もかなり精密であり、何年の何ラリーを走った某ドライバーの車というように正確に再現されていた。

そういうわけだから、これで遊ぶとけっこう白熱するのである。2レーンなので同時に遊べるのは二人なのだが、マッチレースをやるのにはちょうどいいのだ。動画を撮っておいてあるのでよかったら見て頂戴。

こういう具合で遊んでいると、あっという間に2時間ぐらい経過してしまう。実際、この頃にはよく仲間が車を持って遊びに来てくれた。営業コースだと10分間100円くらいだが、うちはもちろん無料だったからね。

その後スロットカーコースは支柱や台座などの土木設備ともども解体して格納してしまったが、またいつか余裕ができたらやるかもしれない。

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