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パエリア風焼き鳥メシ

三が日のうちに仕事を始めたはいいが、かみさんは元日から神奈川の実家に行っている。ということでメシは自分で作らねばならぬ。

炊飯ジャーの中に残っていたメシも2日で食べ終わってしまった。3日の朝は、お雑煮の残りを温めて焼いた餅1個を加え、あとは焼き餅2個を醤油につけて食べ、昼はカップ焼きそばで済ませた。

しかし夕餉は作らないと始まらないので、メシを炊くことにした。ただ私の場合、ふつうに炊飯ジャーでメシを炊くのがたまらなく面倒臭いのである。1回炊いてしまえば3、4回に分けて食べられるからそのほうが楽なのであるが、ジャーを洗ったりするのがとてつもなくメンドイ。食器も同様である。

それに比べると、キャンプ系のコッヘルやクッカーを洗うのは気楽だ。どういうわけか、キャンプ用品だといそいそと炊事をやる気になるのであるから不思議なのだ。

そういうわけで、夕食は米軍放出品のメスキットフライパン(ステンレス製)を使って1合メシを炊くことにした。炊けばそのまま食器になるのであるから、盛り付ける必要もなく、洗い物も最低限で済むのだ。

さてさて、肝心の炊飯であるが、1合のメシを炊くのはけっこう難しいので、水浸をしっかりやる。以前にはここをはしょったあまり、芯の残るメシをよく炊いてしまっていたのだ。

水浸は約1時間、水も少し多めにした。米は洗う必要のない無洗米である。これにほていの焼き鳥缶詰(塩味)を開け、塩コショウをする。醤油も二回しくらいかけた。

そして火をつける。最近の固形燃料自動炊飯などのメソッドで、最初から弱火でいいのがわかっているのでそうする。20分くらい炊飯しようと目途をつけた。

コンロに貼りついて様子を観察していると、炊飯開始15分くらいで水分はだいたいなくなり、ピチピチという音がしてきたので、消火する。フライパンだから容器は浅いが、吹きこぼれはない。うまく行った。メスティンだとどうしても吹きこぼれがあるからね。あとでコンロを掃除するのが面倒臭い私にはまことに都合が良い。

そして彩りにワサビナを添えて試食である。旨い。米がちゃんと伸びきっているし、焦げ付きもない。味付けが濃すぎるかと思ったがそうでもなかった。あっと言う間に食べてしまった。

食べたあとすぐに水につけておく。これで後片づけも楽だ。炊飯ジャーの場合はまとめて2合以上炊くので、どうしても固くなったメシ粒が容器にこびりつく。これを洗い落とすのが私はいやなのだ。

夕食ごとに1合炊くのは手間がかかると言えばそうだが、炊き立てご飯が食べられるし、炊飯にかかる時間は蒸らしも入れて30分ほどだ。何より、家でキャンプ気分でメシを食えるのがいい。ま、こういうところが「キャンプ依存症」でもあるのだろう。

うーむ、よく見ると醤油がムラになっているな。次回からはちゃんとかき混ぜよう。


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