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蓮華寺池の探鳥会に行ってきた

藤枝市の蓮華寺池で開催された日本野鳥の会静岡支部主催の探鳥会に行ってきた。当日は午前9時集合なので、車で1時間ほどかかるわれわれ夫婦は午前7時40分頃に出発。駐車場に着いて支度をしてから、10分前頃に集合場所に参集することができた。

声をかけていた自転車仲間のT君夫妻もギリギリで間に合って合流。「今日初めての人はいますか?」のリーダーの声に勢いよく挙手したのであった。

T君の双眼鏡は最短合焦距離の短いペンタックスのパピリオ6.5倍。花や虫を見る機会の多い今日のような探鳥会には都合が良い。その細君のは見え味の良さに定評のあるサイトロンの5倍だ。

最初に見たのは、コアジサシ。優雅に素早く飛行しながら、水面にターゲットを見つけると急降下して飛び込む。双眼鏡の視野に入れたので、「魚をくわえたのが見えますか?」とリーダーらしき人に訊かれた。「いえ、くわえてはいないようです」と答えた。

なんでもコアジサシは大井川のほうをねぐらにしていて、蓮華寺池のほうまで飛んでくるらしい。餌をとるのも楽ではないなと思ってしまったが、自分もその鳥を見るために1時間車を運転してきているので世話はない。

そのうちに雨が降り出してレインウエアを着込む。傘をさしているバーダーもいるが、自分は双眼鏡を片手に持つために初めから持ってこなかった。画像のいちばん手前(後ろ側)を歩いているのが私。

そのあとは残念ながら自分には目ぼしい成果はなかった。後ろを歩いていたグループの中にいた私のかみさんたちによると、エナガがいたようで、双眼鏡には入らなかったが肉眼でシルエットを見ることができたらしい。羨ましかったのであった。

一週間前にヤマガラやシジュウカラがいたところも沈黙していた。そのあたりで湖岸のほぼ2/3くらいを歩いた。あとはオオバン、ドバトと、集合地点に戻って鳥合わせをしているときのハクセキレイ。当日の様子は下記URLにアップされている。
http://yachounokai-shizuoka.cocolog-nifty.com/sankouchou/2022/06/post-c2d82c.html

探鳥会がおひらきになったあと、われわれ夫婦とT君夫妻は車2台で静岡市内に移動し、昼食を食べてから、ショッピングモールのフードコートにさらに移動してコーヒーを飲もうとしていたところ、T君が外の駐車場スペースに停まっている献血車を目ざとく発見。

「献血してきていいですか」とT君が言うので、どうぞどうぞと言ったら嬉々として献血車のほうに歩いて行った。われわれは半ば呆然と見送った。
献血マニアなのだ。

そんなことを facebook に書いたら、T君を知るS氏が「血の気の多い人ですから」とコメントしてくれて、なるほどなあと思ったのであった。

献血から戻った彼の顔を見ていると、なんかすっきりしてやや大人しくなったような風にも見える。私は感心したのであった。結局、この日いちばんの観察対象は出力過剰T君だったのであった。

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